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【高校教師の1日】朝から帰宅までの仕事の流れを教えちゃいます

【高校教員を目指す人へ】1日の仕事の流れを解説

教員の仕事は毎日が忙しく、1週間があっという間に過ぎていきます。
教員の仕事は授業だけではなく、授業以外の部分で多くの時間を費やしています。

巷では「教師はブラック」だとも言われていますが、実際はどうなのでしょうか。

現役高校教師である私が、高校教員の1日の流れと仕事内容について説明します

高校教師の1日のスケジュールと仕事内容

 高校教員の1日のスケジュール
〜8:20 朝の時間は様々

朝は勤務時間外なので、基本的に何をするのも自由です。そのため、教員の仕事も様々です。

例えば、以下のようなものが挙げられます。

  1. 授業準備
  2. 書類処理・文章作成
  3. 部活指導
  4. 朝学習監督・補講
  5. 生徒呼び出し・個人面談
  6. 事準備
  7. 登校指導(立ち番)

私は大体7:00までに学校に行き、その日の授業の準備・流れの確認、プリントの作成などをしています。早い人は6:30には学校に来て仕事をしています。

学校全体に関わる仕事が振られたりすると、朝の時間に校門の前に立ち、登校指導をしなければいけないこともあります。

授業の支度を済ませておきましょう

8:20〜8:35 職員打ち合わせ

朝の打ち合わせ(朝会)は大体、全体打ち合わせと学年打ち合わせの2部構成になっています。以下の流れが主流です。

 ①全体打ち合わせ

その日の学校全体に関わることについて連絡があります。

各クラスで連絡しなければならないことを教頭先生が短く・簡潔に述べるので、担任は聞き漏らさないようメモをとることに必死です。 また、部活動の大会結果報告や、冠婚葬祭の連絡、新着任の挨拶などもこの場で行われます。

挨拶が不安な方は【新任教員】挨拶で好印象を与える超基本ポイント【実例つき】をどうぞ。

メモすることが満載なのですが、連絡黒板に同じことが書かれているので、打ち合わせ開始10分前くらいには職員室に行き、あらかじめメモをとっておくことがオススメです。

打ち合わせ開始10分前までに連絡黒板を確認し、メモをとりましょう

②学年打ち合わせ

学年毎にその日の動きが違いますので、学年主任から連絡があります。

各クラスの出席状況、注意したい生徒(病欠気味、日常態度など)、提出物の回収、配布物の確認など、様々な情報が学年職員に共有されます。

③ホームルーム(HR)へ移動

学年打ち合わせまで終われば、担任はすぐに自分のクラスに行きます。
朝会が長引いた時は、ダッシュで教室に向かうこともあります。

また、副担任もその間、休んでいる訳にはいきません。職員室や教室の前に立って登校指導を行います。

8:35〜8:45 朝のSHR

学校にも依りますが、高校のSHR(Short Home Room)は短いです。
10分〜15分のうちに済ませなければいけないことがたくさんあります。

  1. 挨拶
  2. 出席確認
  3. 本日の流れ確認
  4. 朝会の連絡事項を連絡
  5. 提出物回収・呼かけ
  6. 生徒の呼び出し

通常日課であれば「③本日の流れ確認」は手短に済ませることができますが、例えば学校行事があったり、健康診断があったり変則的な日課であると確認しなければいけないことが満載になります。

また、欠席者がいれば朝のうちに家庭へ連絡をしなければいけません。1限が始まる前に全てをこなすことが、担任としてのミッションです。

1限が始まる前に、確認事項などを全て終わらせましょう

8:45〜12:35 午前授業【1〜4限】

授業は、教員の本職とも言える仕事です。

朝、慌ただしい時間を過ごしたらすぐに授業が待っています。朝会が終わってから授業の準備をしては間に合いません。

できるだけ朝の時間や前日の退勤前までに授業の支度を済ませておきたいところです。授業で役に立つ道具は【目指せ効率向上!!】教員の仕事で役立つ道具10選にまとめています。

どんなに授業が午前中に詰まっていたとしても、最大3時間が基本です。連続で行ったとしても2時間までが普通です。

【例】
1限:授業   1限:授業
2限:授業   2限:空き
3限:空き   3限:授業
4限:授業   4限:授業

3時間連続で授業を行うのは稀ですが、学校の事情でどうしても連続で授業をしなければいけない人はでてきます。4時間全部入っていたら、若手でも流石にキツイです。

私は今まで午前中に4時間連続で授業をしている人は見たことがありません。

空き時間には、次の授業の準備や回収物の確認、書類作成などを行っています。
ホッと一息つけることはほとんどありません。また、分掌会議や教科会議も授業の合間に行なわれるので、とても慌ただしいです。

12:35〜13:20 昼休憩

高校では基本給食がありません。

生徒たちは各自お弁当を持参して、教室内に限らず好きな場所でお昼を楽しみます。しかし、先生方はお昼休みでも仕事が盛り沢山です。

お昼によくあることを列挙しておきます。

  1. 授業の質問対応
  2. 委員会活動(時々)
  3. 生徒呼び出し
  4. 生徒個人面談

委員会活動や生徒の呼び出しを昼休憩中(特に13:00から)に行うことが多いです。

そのため、昼食は食べられるうちに食べておかなければ、そのまま午後の授業を迎える場合もあります。昼食後は必ず歯磨きを行いましょう(学生は臭いに敏感です)。

昼食は食べられるうちに食べておきましょう。歯も必ず磨きましょう。

13:20〜15:10 午後授業【5限〜6限】

進学校では、7限目(15:20〜16:10)まであることがあります。7限の授業は生徒も教師もどちらも疲れ切っているので、授業をするのがなかなか大変です。

15:10〜 帰りのSHR

帰りのSHR(Short Home Room)では次の日の流れや提出物の締め切りなどを、再度連絡します。時には、他教科の先生から小テストを返却したり、1日の反省を共有したりします。

15:20〜15:30 清掃監督

帰りのSHRの前に清掃をするか、後に清掃をするかは学校によって異なります。

SHR前に清掃する場合は全員清掃、SHR後に清掃する場合は分担清掃が基本です。教員は各エリアを必ず任されていますので、生徒がサボらないように毎日監督する必要があります。

15:30〜 放課後

これで1日の業務が終わると思いきや、ここからがまたボリューム満点です。
定時に帰ることなんて、なかなかできません。放課後のよくある業務を紹介します。

①出席簿・学級日誌の整理

担任は、出席や欠席の情報をその日のうちに出席簿にまとめます。

学校を休んだ生徒には、帰りのSHR後に家庭へ連絡をして、体調を聞いたり次の日の連絡事項を伝えたりします。日直が作成してくれた日誌にコメントを書くことも忘れずに。

出席の管理と学級日誌の整理は必ず行いましょう

②職員会議

月に最低1回開かれます。今後行なわれる学校行事の詳細を確認します。

また、ガイダンスや講演会を実施するには、職員会議で提案をし、教員から承認を得なくてはいけません。長くなれば定時を超えることもあります。

③臨時職員会議

生徒が暴力・暴言・不正行為などの問題行動をとった際に、臨時職員会議が開かれます。

ここでは、問題行動をとった生徒の処分を決定します。学校に寄っては頻繁に臨時職員会議が開かれることがあります。

④学年会議

1、2週間に1回開かれます。この会議では、クラスの生徒状況(欠席・素行・成績など)や、その月の行事の詳細を確認することがほとんどです。

例えば、多くの学校では2年生になると修学旅行が控えていると思いますが、こういったビックイベントの詳細を早いうちから学年会議の中で揉んでいきます。

⑤委員会活動

不定期で行なわれます。それぞれの校内分掌で忙しい時期が異なります。

一回も開かれることがないものもあれば、週1回のペースで活動しなければいけないものもあります。週1回でも、負担は大きいですよね。

⑥補習・補講

進学校では、朝や放課後の時間を使って補講をすることがあります。

自分から積極的に行う分には負担も少ないと思いますが、学校の方針で半強制的にやらなければならない状況だと、苦しく感じます。

⑦部活指導(ブラック部活動問題)

先生方の中では、これが一番の負担だと感じる人も少なくはありません。

部活指導は、ほぼボランティアです。
勤務時間を超えても給料に加算されることは決してありません。土・日・祝日なども部活動で時間が取られてしまい、プライベートな時間がほぼ削られます。

自分の専門を教えられるなら別ですが、必ずしも全員が全員自分の好きな部活に携われるとは限りません。また、部活指導に打ち込みすぎて家庭が崩壊してしまうこともあります。(部活離婚)

高校は中学校と違い、完全下校時刻が厳密には決められていません。そのため、放課後は長い時間、部活動に充てることができます。

私の場合、19:00まで部活を指導していました。私の場合は趣味の一部だったので苦に感じずできましたが、やはり教員の仕事の中でかなりの負担がかかると思います。

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部活指導は、ほぼボランティア

⑧授業準備

全ての業務が落ち着き、ようやく授業の準備に入ることができます。

最近では「アクティブラーニング」(生徒が能動的に学習するスタイルのこと)という言葉が流行っていますが、授業スタイルに凝りすぎると毎回の授業準備が激務に変わってしまいます。

パソコンに堪能な若手が、パワーポイントを作成して授業に臨むこともありますが、毎回の授業でそれを作るのは、ほぼほぼ無理でしょう。

準備の負担を少なくするため、授業ではできるだけ次のことを意識しましょう。自分一人で全部を用意しようとするとパンクします。協力し合う姿勢が大切です。

  1. 他の先生と共通プリントを使う
  2. プリントは簡潔に・必要最低限なものだけ
  3. 毎回同じような流れで実施 

周りと協力することで、負担がグッと減ります

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番外編:よくある質問

勤務時間 → 人によってマチマチです

私の場合、7:00に出勤し、19:00まで部活指導が一般的です。つまり、12時間くらいは学校のために働いていることになります。

前日中に翌日の授業準備を済ませ、部活指導もソコソコに…という方であれば、もっと実働時間を短縮することができます。

プライベートな時間はとれるか → 担当の部活動によります

ブラック部活動問題が騒がれている通り、担当する部活によっては土日がほとんど潰れてしまい、プライベートな時間を確保することが正直難しいです。

授業準備が間に合わない → “効率”を意識しましょう)

日々、様々な業務に追われ、授業準備が間に合わないと嘆く方が多いです。

いかに効率よく働くか、無駄な時間を短縮できるかを意識して働く必要があります。

高校教師は楽そう?いいえ、きついうえにしんどいです

教育現場を知らない方は、「高校教師=楽そう」という印象を抱きがちですが、実際はかなりキツイです。

教育実習生を控えている方は相当な覚悟で臨んで下さい。

きつくてしんどくて、仕事も回らなくて死にそうな方は

自己流の働き方はさっさとやめて、成果を上げて5時に帰る教師の仕事術を読みましょう。 

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まとめ:教員の仕事は忙しく、ちょいブラックです

教員の仕事は意外なことに授業以外の業務が多くの割合を占めています。

突然会議が入ったりしますので、自分のリズムで仕事するのはなかなか至難の技です。「授業が好き」、「子供が好き」だけでは決して成り立たない職業です。

教育実習で良い思いができたからといって、「教員を目指そう!」と思うのは絶対にやめましょう。教育実習では職場の雰囲気を感じることができるだけで、本当の忙しさを味わうことはできません。

実際の負担はその10倍くらいあると認識して頂きたいです。

教員の仕事は残業ありきだと分かったと思いますが、現在、この「教員の残業」が問題になっています。詳しくは給特法をチェックしてください。

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