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【ブラック?】部活動の上手な付き合い方・避け方

【ブラック?】部活動の上手な付き合い方・避け方

部活顧問「毎日、部活動の指導がしんどいな。自分の専門外の分野を教えるにはどうすれば……。休日・祝日は休みたいな……。」

私の周りの先生方を見ていると、部活指導に関して「ブラック」だと考えている方は多くいるように感じます。ここでは、教員を苦しめる部活動の避け方・上手な付き合い方について、言及します。

顧問就任の回避方法【結論:不可能】

顧問就任の回避方法【結論:不可能】
”部活動顧問の就任”から避けられない理由を簡単に紹介します。

顧問就任を避けられない3つの理由

  1. 「部活動=教員が顧問をして当たり前」と考えられている
  2. 「全員顧問制度」がどの学校も当たり前
  3. 専門家(外部コーチ)を雇う金銭的余裕なし

顧問就任は、一種の職務命令

職務命令とは、公務員の職務に関して、職務上に上司が発する命令のことです。教育現場で言えば、上司というのは管理職(校長・教頭)であり、教育委員会・文部科学省のことを指します。

そのため、ひとたび管理職が教員に顧問就任を命令すれば、逆らうことはできないという訳です。

「職務命令」は法的根拠あり?

上司の命令に逆らえば、その行為がなんと法律違反になります。

地方公務員法32条(法令等及び上司の職務上の命令に従う義務)
職員は、その職務を遂行するに当たつて、法令、条例、地方公共団体の規則及び地方公共団体の期間の定める規程に従い、且つ、上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない。

少し大げさに表現してしまいましたが…
公務員である以上、上からの命令は絶対です。管理職の学校運営スタイルに「部活動は先生方全員が顧問に就きましょう」というのがあれば、それに従わなければなりません。

しかし、管理職も勝手に顧問就任を命令することはないので、その点については安心してください。事前に何らかの打診か相談は必ずされるはずです。

「部活動全員顧問制度」という鬼制度

教育現場では、顧問、もしくは副顧問という形で、必ず1人1つの部活を持たされます。学校の規模に比べて教員数が少なければ、1人で2つ以上の部活を兼任することもあります。

結論:やっぱり逃げられない

どう頑張っても、顧問・副顧問を任命されることからは逃げられません。逃げることよりも、より自分が過ごしやすくなるための方法を考えましょう。

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部活動顧問の知っておくべき問題点

教員は、何故部活動の顧問になりたがらないのでしょう。理由はこちら。

  1. 拘束時間長が長い
  2. 専門外を指導
  3. 責任は全て顧問
  4. YouTubeの普及→生徒でも技術を盗める時代に
  5. 体罰・暴言など→SNSで即行拡散

①拘束時間が長い

「平日:残業代→0円」
部活動を持ってしまうと、勤務時間外労働の時間が増えてしまいます。勤務時間を超えても残業代が出ることはありません。そのため、平日は勤務時間を超えて部活動の指導を行っても残業代などおりません。何時間指導しても0円は0円です。

「休日:4時間以上→3000円程度」
休日ですら部活動で潰れてしまい、プライベートな時間を過ごすことができません。土・日・祝日の部活動指導では、少しばかり特殊業務手当が出ます。しかし、4時間以上の勤務で、約3000円程度です。それ以上長く勤務しても、基本的に金額は変わりません。大会の引率で1日指導する時もありますが、それでも3000円程度です。高校生のアルバイト以下の給料ですね。

②専門外を指導

あくまでも、教員の主要な仕事は教科(授業)と分掌です。人事異動(学校を異動すること)では、部活動の専門性よりも、教科と分掌が優先的に考慮されます。

そのため、それぞれの学校に部活の専門家がいないということが起こります。その場合、未経験者の誰かが専門外の部活を指導しなければならなくなります。一からその分野を勉強することは、本当に負担が大きいです。

だからといって、部活動の監督を怠ると、万が一の時に大問題になります。

③責任は全て顧問

練習試合・大会などで外部へ出なくてはいけない時、引率するには必ず顧問がいなければなりません。また、部活動中に生徒が怪我をしたり事故が起きてしまったりした場合、全ての責任を顧問が負わなければなりません。怪我の処置が少しでも誤ったり、病院への通報が少しでも遅れたりすれば、大問題になってしまいます。

2017年では、「陸上部のハンマーがサッカー部生徒の頭に当たり、病院搬送後死亡。現場に顧問不在」というニュースで世間を賑わせたと思います。ニュース中の校長の発言からわかるように、部活監督の責任は顧問があります。このような問題が起きてしまったら、教員を続けることなど到底出来ません。校長だって助けてはくれません。

④YouTubeの普及→生徒が一人で技術を学べる時代に

スマートフォンが急速に普及し、昔と比べてインターネットへのアクセスがより簡単になりました。

今や、YouTubeを見れば様々な技術が動画で紹介されており、生徒が一人で技術を学ぶことができるようになりました。これが、指導者を悩ませてしまいます。というのも、生徒に技術を教えたところで、「動画で見たことある」、「自分で練習できる」となってしまうからです。

そのため、部活動では「技術+α」を教えられなければ生徒から見限られてしまいます。今では、「顧問は技術を教えられて当たり前」というのが当たり前の時代ですので。

⑤体罰・暴言など→SNSで即行拡散

一生懸命になりすぎると、ついつい声を荒げてしまうことがあります。しかし、自分ではそこまで意識して言ったつもりがないことでも、生徒によって捉え方は異なり、重く受け止める生徒もいます。それを暴言だと言われてしまえば、何も言い返せません。また、少し体に触れただけでも、体罰やセクハラと思われることだってあります。

現在は、問題が起きればすぐにSNSで発信されてしまう時代です。こういったことにまでアンテナを張りながら、部活動の指導をしなければならないなんて、本当に大変ですよね。

以上、5つの問題点に言及しました。教員になろうと考えている方は、十分に考えてから教員の道を選択した方がよいと思います。

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良い解決策を考えよう

良い解決策を考えよう顧問の負担を軽減するための方法を4つ解説します。

負担がかからないための4つのポイント

  1. 【助け合いの精神】教員同士は仲良くしよう
  2. 【誠意を見せることが大切】保護者の理解を得よう
  3. 【お互いに休息を設ける】適度にOFFを作ろう
  4. 【外部コーチを雇う】部費を徴収しよう

【助け合いの精神】教員同士は仲良くしよう

顧問は1人ではありません。副顧問が最低でも1人はついてくれます。なので、自分だけで運営が厳しいようであれば、お互いに協力しあっていきましょう。

どうしても部活の監督が出来ない時や、代わりに引率に行ってもらう時などにお願いできると、精神的にもとても楽になります。

しかし、仕事を全部片方に押し付けるのはいけません。お互いにギクシャクした関係になってしまい、最後には協力を得られなくなってしまいます。そうなると学校の仕事にも支障がでるので、教員同士では良好な関係を保つよう心がけましょう。

②【誠意を見せることが大切】保護者の理解を得よう

保護者は最強の味方です。保護者の理解を得ることができれば、部活運営はものすごく楽になります。

では、保護者の心をグッと掴むにはどうすれば?簡単にまとめます。

【できればしてほしいこと】
・年1回、保護者との飲み会を開く
・練習会、練習試合、大会に招く(そのための連絡)

【絶対にしてほしいこと】
・練習試合、大会などであった時にあいさつ&雑談
・生徒の部活動での活躍を伝える(電話でも可)

とにかく子供達のために「私も頑張っていきます!」という姿勢を見せることが大切です。保護者も誠意を感じることができれば、自ずと部活動への理解もしてくれると思います。

③【お互いに休息を設ける】適度にOFFを作ろう

毎日部活をしていたら、お互いに疲労が溜まってしまいます。1週間の内、1日は休みの日を設けてもいいのではないでしょうか。

また、生徒の様子に合わせて、土日のどちらかは練習をOFFにしてもいいと思います。現に、ある地域では既に土日のどちらかを休みにする制度が始まっていますよね。高校の現場では、比較的にまだそれが見られません。

顧問間で協力をして、部活の監督日を振り分けてもよいでしょう。そうすれば、単純に負担が2分の1で済みます。体は資本です。自分の大切な体を壊しては意味がありません。教員、生徒ともに適度な休息をとりましょう。

④【外部コーチを雇う】部費を徴収しよう

もし、自分が専門家ではなく、保護者や生徒から不満がでているようであれば、生徒から部費を徴収して外部コーチを雇いましょう。週1回、専門家に来てもらえるだけでも全く効果は違います。

外部コーチを雇うには、保護者の理解を得る必要があります。そこまでする必要がないのであれば、現状を受け入れてもらうしかありません。もし、外部コーチを雇えるのであれば、技術指導は全て任せましょう。そうすれば、自分自身の負担が相当軽くなります。

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まとめ

教員になる以上、部活動の顧問を持つことからは逃げることができません。自分の時間を、ある程度は部活動に捧げることを覚悟しましょう。しかし、よりよい方法を考えれば、負担を軽くすることはできます。困った時は助け合いが大切です。部活を任されても落ち込まず、自分が楽しむための策を講じましょう。

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