英語検定を受検するメリットとは
先日、下記のツイートをしました。
高校生にとにかく言いたいのは「英検を受けるのはメリットしかない」ってこと。
— ワトソン@英語教師 (@Watsonglish) December 7, 2019
自分の学校でも受けられるお手頃な試験で、自分の英語力を試せるだけじゃなくて、進路を広げてくれるアイテムにもなります。
とにかく何度も英検にチャレンジして、自分の目標の級を突破してほしい。
今回は「英語検定を受検するメリット」について紹介します。
- 英語検定を受検するメリット
- 1ヶ月前の英検対策はコチラ
英語検定を受検するメリット
英検を受検するメリットは、次の2点です。
❶ 大学入試に活用できる【人生が変わる】
❷ 英語力を試せる【英検合格につながる】
それぞれについて、解説していきます。
❶ 大学入試に活用できる【人生が変わる】
最近では、英語民間試験の導入見送りが、世間を賑わせていますよね。
2020年度から始まる大学入試共通テスト(共通テスト)に、英語民間試験の活用が予定されていましたが、見送りになることが明らかになりました。
再検討する後、2024年度からの実施を目指す。
入試改革の大失敗です。実際のところ、教育現場でも大混乱中です。
そもそも、なぜ共通テストに民間試験に活用されることになったのかは、これまで記事を参考にしてください。
【朗報】大学入試に活用できます
「じゃあ英検取っても、大学入試に活用できないじゃん!」
と思った人もいるかも知れませんが…
これはあくまでも「共通テスト(センター入試)」に活用できなくなるだけです。
「総合型選抜(AO入試)」「学校推薦型選抜(推薦入試)」では、変わらず活用できます。
また、「一般入試」でも英語検定は大いに活用できます。詳しくは、次のサイトをご覧ください。
👉 2021年度 私立大学入学者選抜試験一覧(駿台予備校 HPより)
※「総合型選抜(AO入試)」「学校推薦型選抜(推薦入試)」まで調べると、情報量が大変なことになりますので、気になる大学のホームページから「入試概要」を参考にしてください。
英検があればマジで人生が変わる?
英語外部試験の結果を持っていれば、大学入試に大いに活用できます。
今まで視野に入れていなかった大学も、受験することができるようになるかもしれません。
特に英語検定はお手頃でして、学校でも受検が可能なので簡単に受けられます!
ぜひ、何度でも受検してください!
※なお、私の教え子に、「英検準2級」を活用して「早慶上理」の大学へ進学した子もいます。こちらについては、次の記事で紹介していますので参考にしてください。
❷ 英語力を試せる【英検合格につながる】
英語検定は、自分の英語力を試すいい機会です。
受検後は、テスト結果の英検CSEスコアから、自分の英語力の立ち位置を確認することができます。
受検してわかることがある
英検1級を始めてから3ヶ月。
それまで1級単語の勉強しかしてなかったので、「絶対に受からないだろうなぁ」と思いながら受検しました。
その結果がコチラです。
Reading | Listening | Writing | 一次合計 | 合格基準 |
---|---|---|---|---|
653 | 678 | 689 | 2020 | 2028 |
英検CSEを見たらあと一歩というところで不合格ということが判明!
スコアのおかげで自身の英語力の立ち位置がわかったので、ここから本格的に対策すれば合格できる!と実感しました。
合格のポイントは、不合格後の結果分析
1級を初めて受検して感じたことは…
- とにかく本文に出てくる単語が難しい
- やっつけではライティングを突破できない
ということです。
それでも「Reading → 653点」「Writing → 689点」を取れていたので、この分野はもっと伸ばせると思い、そこから単語&ライティングを中心に勉強をしていきました。
その結果がコチラ。
Reading | Listening | Writing | 一次合計 | 合格基準 |
---|---|---|---|---|
679 | 682 | 754 | 2106 | 2028 |
Reading:653点 → 679点
Writing:689点 → 754点
狙い通りの分野のスコアを上げることができ、見事合格できました。
まずはチャレンジすること!
チャレンジをしなければ何も始まりません。
受検すれば、意外にも一発目で受かることだってあります。
不合格でも、自分の英語力がわかるので、そこから合格までに何を勉強すればいいのかがわかってきます。
「まだ受かる気がしないな…」 と思って受検しないのは正直もったいないです。
本気で合格を目指すなら、ダメ元でも英検を受けるべきです。
受検級の選び方
「どの級を受けようか迷う…」 という方もいると思いますが、級の選び方はざっと2通りです。
- 「合格したい級」をいきなり受検
- 「合格したい級」の1つ下の級から受検
私の場合、英検準1級の受検から始めました。
- 準1級 → 一発合格
- 1級(1回目) → 8点足りず不合格
- 1級(2回目) → 合格
英検1級を取ろうと思ったとき、そもそも英語検定を人生で受けたことがなかったので、「まずは力試しに準1級から」という感じです。
最初の目標が高すぎると挫折します
準1級は一発合格。1級は2回目で合格したわけですが…
- 現役高校英語教師で、受験指導経験がある
- アメリカに留学経験がある
- 海外旅行が好き
と、英語に触れる機会が多く、毎日英語の勉強もコツコツしておりまして、ある程度の英語力があると自分でも思っています。
準1級も1級も、決して簡単な試験ではありません。
いきなりレベルの高い級を受検してもいいかもですが、極力自分の英語力に合った級を受験することをオススメします。
「自分の英語力に自信がない…」という方は、まずは「3級」「準2級」あたりから受検してみましょう。
そこから徐々にステップアップしていけばいいと思います。
なお、私が英検1級を合格するまでの流れは、コチラの記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
1ヶ月前の英検対策はコチラ
2019年度3回目の英語検定が、約1ヶ月後にあります。
書店申し込みは終わってしまいましたが、ネット申し込みは12月12日(木)までです。まだまだ間に合いますよ!
さて、約1ヶ月後に試験があるわけですが、短期間でできる英検対策法は、以前の記事でも紹介しています。
ここでも、簡単に紹介しますが…
- 【いますぐ】過去問演習 → 傾向を知る
- 【1ヶ月前】単語・ライティング対策
- 【1週間前】がっつり過去問演習
これだけです。
ここからは、毎日コツコツ勉強できるかがポイントです。
英語検定は、しっかりと対策すれば絶対に合格できます。自分の合格を信じて、これから勉強を頑張ってください!
Youtubeで英検対策講座を発信していますので、よければチャンネル登録お願いします😊
WRITTEN BY
りっすん@英語教師
Follow教師歴7年目🇬🇧英検1級取得🇺🇸教師が幸せになれば子供たちも幸せになるはず🌸教育現場を変えていき明るい未来を作っていきたい🗽ブログ・YouTubeで英語勉強法・教育現場について発信中📖🎥