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【2019年大学一般入試】後半戦に向けて


さて、2019 年の大学入試もいよいよ終盤戦ですね。

国公立の入試は3月まで続きますが、私大受験組のほとんどが2月で終わります。しかし私大受験組でも「これからが本番!」という方もいますよね。

全部の受験日程が終了しても、合格をもらうまでは気を休めてはいけません!

今回は、2019 年の入試(前半戦)を振り返り、後半戦に向けた準備について記事をまとめました。ぜひ参考にしてください。

2019 年大学一般入試 前半戦を振り返る

はじめに、前半戦の概要を簡単にまとめます。

今年も厳格化の影響が続く → 2018 年度と同様

  • 地方大学の受験者数 → 増加傾向⤴️
  • 難関私大の志望者数 → 減少傾向⤵️
  • 「医」「薬」「看護」 → 減少傾向⤵️
  • 「外国語」「心理」「理」「工」 → 増加傾向⤴️

入学者数の厳格化:昨年同様、合格者定数+ 1.1 倍まで

大学の入学が年々と厳しくなっていることは、もうご存知ですね。

まだ知らないという方は、こちらの記事をぜひ読んでからこの先に進んでください。

昨年、入学者定数の 1.2 倍から 1.1 倍まで合格者を減らされ、「A 判定の大学でも落ちる」という非常事態が起きましたね。

2019 年には 1.0 倍に合格者が減りもっと厳しくなると言われていましたが、それが見送りになったため、昨年同様、今年も大規模大学は入学者定数の 1.1 倍まで合格を出すことができます。

それでも、まだまだ厳しい状況が続いていると言ってもいいでしょう。

センター利用:志望者合計数は増加、一般方式は変わらず

センター利用:志望者合計数は増加、一般方式は変わらず [河合塾 HP より引用](/https://www.keinet.ne.jp/shutsugan/index.html/)

これは河合塾が発表した、主要私立大学のうちの志願者状況速報です。(2/8現在)

見ての通り、去年よりもセンター利用を活用した志望者数が増加しているのがわかります。一方、一般方式では志望者数がさほど変わらず、といったところです。

では、少し詳しく見てみましょう。

センター利用:地方大学の志望者数が増加

センター試験を利用し、地方大学を受験する志望者が増えています。

北海道にある北星学園大学・北海学園大学ではその動向が顕著に表れており、前年度に比べると 134%もの増加となっています。

センター試験で、地方の大学を滑り止めにしようと考えた受験者が増えたが考えられます。

一般方式:難関私大の志望者数が減少

一般試験では難関私大の志願者数が減っていますね。

これはおそらく入試の厳格化の影響で、難関私大を受験しても厳しいと判断した受験者が出願を断念したからだと思われます。

かわりに、合格の可能性のある大学を受験する層が増えた結果、早慶上理・MARCH の倍率が少しばかり減少したと言えるでしょう。

結局「国の狙い通り」の展開に

センター方式・一般方式の合計を見ると、志願者総数は 102%と前年より上昇しています。

しかし、関東の中心的大学である早慶上理・MARCH・日東駒専や、関西の中心的大学である関関同立などの志願者総数は減少しています。

文部科学省の狙い通り、首都圏に集中している受験生の地方拡散に成功したと言えるでしょう。

学部系統別の状況はこちら

センター利用:学部系統別の状況 [河合塾 HP より引用](/https://www.keinet.ne.jp/shutsugan/index.html/)

「医」「薬」「看護」といった系統の志望者総数が減少していますが、「外国語」「心理」「理」「工」では、受験者が増えているようです。

どうやら、2020 年の東京オリンピック(グローバル化)、ビックデータや人工知能の活用など、社会的関心が高まっている分野では志願者数の増加が見られるようですね。

2018 年に「公認心理師」という国家資格が誕生したこともあり、「心理」系統はこれから需要が高まっていくと思われます。

なお、「神・仏教」の志望者総数が著しく上昇したのは、難関大学の中でも比較的に合格を狙えそうな学部を狙った受験生がいたためだと思われます。

2019 年大学一般入試 後半戦に向けて

私大入試がひと段落したからといって、合格をもらうまでは安心してはいけません。これから試験を控えている方、合否発表待ちの方、大学が決まっていない方は、次のことを考えましょう。

① 後期(3月)入試の出願を検討する

数ある私大の中には、3月に試験をしてくれる大学があります。まずはどこの大学に後期入試があるかを調べでください。

合否を待っていると、後期入試の出願期間を過ぎてしまうことがあるので注意してください。

② 現在の出願状況を把握する

試験の出願状況(倍率)などをできるだけ事前に調べておきましょう。

事前に知っていれば、高倍率の争いを避けることができます

出願状況はほぼリアルタイムに近いかたちで、Kei-Net (河合塾)大学のホームページから確認することができます。

③ 浪人を検討する

「第一希望の大学に受からなかった。。。」 「正直、合格をもらった大学に魅力を感じない。。。」

第一希望の大学に強く憧れていたら、第二・第三希望の大学に合格をしても納得がいかないかもしれません。

浪人だって1つの選択肢として考えてもいいと思います。

社会にでれば浪人していたことなど誰も気にしません。

自分の結果に納得がいかず、我慢しながら4年間もその大学に通うより、浪人してもう1年勉強を頑張るという選択肢を選んでもいいと思いますよ。

浪人を強く推せない理由

私個人としては、浪人をあまり強くお勧めできません。

理由は、「① ものすごい勢いで大学入試が変化しているから」「② 入試の厳格化が進んでしまう可能性があるから」です。

また来年も今年と同じような条件で大学受験ができるとは限りません。今年よりも、2020 年の入試はもっと厳しくなっているかもしれません。

来年の入試の形態があいまいな状態で、「来年また頑張れ!」なんて無責任なことは絶対に言えません…

それでも「今年の結果に納得できない」「あと1年は死ぬ気で頑張りたい!」という人は、浪人を選んでもいいのではないでしょうか。

結局、最後は自分の素直な気持ちに従って決定した方がいいと思います。

浪人を考えている方へ

浪人する場合、主に次のような選択肢があります。

① 予備校へ通う

名のある予備校に通えば、相当な額になってしまいます。1年で、約 100 万かかると思ってください。

しかし「質の高い講義」、「学習スペース」、「同じ意識を持った仲間」などさまざまな利点を得ることができます。

② 自力で勉強する

自力でも勉強できるという方は、勉強の質にこだわりましょう。自分と相性の良い参考書を探し出して、とにかく勉強することが大事です。

まとめ

今年の大学入試はまだ終わっていません。

3月に控えている後期入試を考えているのであれば、合否の結果がわかる前に準備する必要があるかもしれませんので、できるだけ素早く行動しましょう。

また、第一志望の大学との縁がなかった方は、新たな挑戦を考えるのも1つの手段です。自分の納得できる選択はどれなのか、ぜひ考えてください。


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