前置詞 acrossのイメージと使い方【例文あり】
今回は、前置詞の「across」について勉強していきましょう!
- 前置詞 acrossのイメージ
- acrossを使った例文
- acrossを使った熟語・表現
- 前置詞の理解を深めたい方へ
前置詞 acrossのイメージ
acrossは、「横切っていく」 イメージです。
cross「十字架」を想像していただければいいのですが、acrossには 「何かと交差する」ようなイメージがあります。
このイメージから、意味もそのまま 「横切る」となりますね。
イメージ:「横切っていく」「何かと交差する」
意 味:「横切る、渡る、またがる」
机越しで握手
shake hands across (a/the) tableという表現があります。
机の「上」で握手をしているので、前置詞 above, 前置詞 on, 前置詞 overなどを連想してしまいますが、acrossは「物を横切る」イメージです。
上のような写真では、2人が机越しに交わっているので、acrossのイメージにぴったり合います。
では例文を通して、それぞれの意味を確認していきましょう。
acrossを使った例文
「横切る、渡る、またがる」
I saw people walking across the street.
人々が通りを歩いて渡っている(横切っている)のを見た
He walked across the border.
彼は国境を歩いて渡った(横切った)
Two bridges go across the river.
2つの橋が川にかかっている(またがっている)
何かに交差して横切っていくイメージがつかめましたでしょうか?
よく出てくる表現でcome across / run acrossという熟語がありますが、acrossのイメージがつかめていればすぐに攻略できますね。
視界を横切る → 「偶然出くわす」
I came across [ran across] her in Kyoto.
私は京都で彼女に出くわしました
人の頭の中をよぎる → 「理解される、頭に浮かぶ」
His explanation didn’t come across well.
彼の説明はわかりにくかった(理解しづらかった)
A fear came across my mind.
不安が頭をかすめた
どの表現も、「横切っている」イメージがあるのがわかりましたでしょうか?
acrossを使った熟語・表現
- across country「田舎を通って」
- across from ~「~の反対(向かい)側に」
- across my chest「腕の前で交差させて」
- across the board「全体的に、一律に」
- across the border「国境を超えて」
- across the seas「遠くかなたに」
- across the street「通りを渡る」
- cut across ~「通り抜ける、突っ切って進む」
- get across「わかってもらう、横切る」
- happen across「偶然見つける」
前置詞の理解を深めたい方へ
英語学習者にとって、前置詞って結構厄介モノですよね。
意味は文によって変わりますし、前置詞が絡む熟語って無数もあります。
前置詞をマスターする上で大切なのは、意味を覚えることではなく「イメージ」を理解することです。
前置詞をイメージで覚えられる参考書がありますので、ぜひこれらを手にとってみてください。間違いなく英語学習の助けになります。
WRITTEN BY
りっすん@英語教師
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