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【2020年の大学入試改革に向けて】親が子どものためにできること


2020 年の 4 月から大学入試がガラっと変わります。

センター試験は 2021 年 1 月から「大学入学共通テスト」と名称を変え、試験内容にも記述問題が加わったりしますね。

そんな大学入試改革が刻一刻と迫ってきている訳ですが。。。

小学生・中学生のお子さんを持っている保護者の皆さんは、この事実を知っていましたか?

お子さんが受験改革の渦に巻き込まれているのを、ただ見て見ぬ振りをしている訳にはいきませんね。しかし、どのようなアプローチをすればいいのかわからない方も多いかと思います。

なので今回は、大学入試改革に向けて、親が子どものためにできること・準備すべきことをまとめていきます。

本記事の内容
  1. そもそも大学入試改革とは
  2. 今子どもたちに求められる力とは
  3. 親が子どものためにできる準備
  4. まとめ

そもそも大学入試改革とは

「そもそも大学入試改革って何?」という人もまだまだ多いかと思いますので、簡単にまとめます。

大学入試改革とは
  1. 社会が急速に変化している
  2. 「知識の暗記 ≦ 知識の運用」が求められてきている
  3. 大学入試が変わらないと小学校〜高校の教育が変わらない(今まで通り「知識の暗唱」になってしまう)
  4. 大学入試を変えよう!【大学入試改革】

自分なりの解釈も加えて簡単に説明します。

大学入試では、今まで「教科書の知識を覚えているか」に重きを置かれて問題が出題されてきました。

しかし、グローバル化やインターネットの普及により社会が急激に変化しており、私たちは「答えのない問題」に取り組まなければならなくなっています

「正解のない問題が多い社会が待っているのだから、知識の暗記ではなく知識を使えるように運用させるべきだ!小学校〜高校でそういう風に指導しろ!アクティブラーニング だ!」

などなど、このようなことが教育現場でも言われてきている訳ですが、実際は大学入試が変わらないと学校教育だって変えられないんですよね。。。「大学に入るためなら、教科書を暗記すればいいじゃん」って生徒は思う訳ですよ。

だから、大学入試では「知識」だけを問うのではなく、「基本的知識が定着しているか」+「その知識を使って正解を導き出せるか」を問うように変えなければならない!

これらの結果、大学入試に変革が起こりました。

高校でもこの影響をもろに受けることとなりましたが、その詳細と大学入試で何が変わるのかは次の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

今子どもたちに求められる力とは

今子どもたちに求められる力とは (図は河合塾ホームページより引用)

大学入試の改革に伴い、子どもたちには「知識・技能」「主体性・多様性・協働性」「思考力・判断力・表現力」といった「学力の3要素」が求められるようになりました。

先行きの不透明な時代であるからこそ、多様な人々と協力しながら主体性を持って人生を切り開いていく力が重要になるとの認識が背景にあり、知識の量だけでなく、混とんとした状況の中に問題を発見し、答えを生み出し、新たな価値を創造していくための資質や能力を育むよう、抜本的な教育改革を進めていこうというものです。(Y-SAPIX より抜粋)

ここからは自分なりの解釈を加え、今必要とされている力を簡潔にまとめます。

  1. 基本的知識・技能
    知識を運用するために最低限必要な知識です。学校で習う内容は覚えておきたいところですね。

  2. 学びに対する主体性
    自分から進んで勉強に取り組む姿勢が求められます。

  3. 論理的思考力
    物事の因果関係を整理し、筋道を立てて考える、あるいはわかりやすく説明する力です。

  4. 他者との協働性
    1 人だけではなく、周りの人と目的や課題を共有することで、互いの良さや多様性を生かして課題解決に臨むことができます。当然、他の人と協働するのですから「コミュニケーション力」も必要になってきます。

  5. 課題発見力・解決力
    ある課題に対して問題は何なのかを考え、発見する力です。また、その見つけた問題点を解決する力も求められています。問題を解決するには「基本的知識・技能」や「論理的思考力」はもちろんのこと、「他者と協働性」がなければなりません。

親が子どものためにできる準備

それでは、変化していく大学入試に向け、親として子どもに何ができるのでしょうか?

① 大学入試について常にアンテナを張る

「大学入試が変わります!」

そんな時、親が大学入試について無知であれば全く意味がありません

「何が変わるのか?」「どのように変わるのか?」

これらの情報には敏感になりましょう。

まだ大学入試改革について、何が変わるのかがいまいち理解できない人は、貼ってあるリンク含めこの記事を一から読み直してください。

② 勉強への動機付けをする

親は、子どもたちの勉強に対する動機を駆り立てる工夫をしなければなりません。

動機には「外発的」と「内発的」のものがあります。

「外発的動機」… (例)ご褒美がもらえるから勉強する
「内発的動機」… (例)もっと知りたいから勉強する

子どもたちが「勉強をしたい!」と思うような環境を整えてあげましょう。

勉強したら何かご褒美をあげるという手段もいいですが、「内発的動機」の方が子どもたちの勉強は圧倒的に長続きします。

親が「この子には勉強が必要だ」と考えて、良かれと思って子どもを塾に入れるは良い手段とは言えません

自分から勉強したいという意欲がないのに強制的に勉強させてしまっては逆効果でして、勉強が嫌いになる理由になります。

③ 子どもの論理的思考を鍛える【プログラミング学習オススメ本】

「自分の子どもに楽しんでもらいながら論理的思考力を鍛えてもらいたい!」

そんな時は、プログラミング学習用のおもちゃがオススメです

やっぱり勉強は「無意識に鍛えられている」っていうのが理想ですよね。

プログラミング学習用のおもちゃであれば、楽しみながら「論理的思考力」を鍛えることができます。(ちなみにこの論理的思考力は、後に大学入学共通テストの記述試験で必要になる力です)

もうご存知の方もいると思いますが、2020 年から小学校でプログラミング学習が必修となります。詳細は別記事で紹介していますのでぜひ参考にしてくださいね。

「おもちゃをあげたら勉強しなくなっちゃう。。。」と思うかもしれませんが、心配しないでください。おもちゃで遊ぶことですでに勉強しているんです!

とはいえ、子どもにおもちゃを渡すことに抵抗がある方もいるはず。もちろん、無理におもちゃを渡す必要はなく、本でも構いません。

「世界一やさしい問題解決の授業」は中学生でも理解できるような易しさながら、論理的思考力が鍛えられると大絶賛されている超人気本です。是非一度チェックみてください。

④ 夢中になっていることに取り組ませる

これからの大学入試は勉強が全てではなくなります。

確かにある程度の知識が身についている必要はありますが、大学入試は「知識重視」から「人間重視(その人がどのような人なのか)」を見定める試験が増えてきているのは事実です。

他の人と違って優れていることや、今まで頑張ってきたことなど、自分の人間性を大学にアピールして評価してもらえるようになります。

お子さんが一生懸命取り組んでいることが、大学受験に活かせるようになるのです。詳しくはこちらの記事に「大学入試の種類」をまとめているので参考にしてください。

なので、今夢中になっているものを子供から取り上げて「将来のために勉強しなさい」というのは、本当にその子の将来を考えるのであればやめるべきです。

お子さんの特性を見極めて、大学入試に活かす方法を考えた方がよっぽど効果的と言えます。

⑤ 子どもに英会話を勧める

大学入試には「英語」が必須になってきます!

しかも、従来の英語は3技能(リーディング・リスニング・ライティング)のみで合否判定されましたが、これからはスピーキングを加えた4技能でなければいけません

日本人が最も苦手とする「スピーキング力」も大学入試で問われるようになってしまいました。

そのような状況の一方で、公立学校の教育現場の生の声をお伝えしますと、学校教育でお子さんのスピーキング力を十分に鍛えることは難しいと思っています

というのも、小学校〜高校では以前よりもスピーキングの時間が増えてきていますが、教師1人に対して30〜40人の生徒を相手しなければならないので、一人一人に向き合う時間が圧倒的に足りません。

また、ネイティブスピーカーの人数も限られています(全然いません)。

しかし、昔と違い、今では ECC ジュニアやイーオン(AEON)といった有名な英会話教室もありますし、レアジョブ英会話や DMM 英会話のようなオンライン英会話を利用すれば、家にいながら英会話の練習ができることが幸いです。

上手に活用していきましょう。

まとめ

さて、2020 年から変わる大学入試に向けて、親が子どもに対してできることをまとめてきた訳ですが。。。

一番大切なのは、「子どもの勉強意欲を駆り立てる」「親の価値観を押し付けない」ことだと思います。

親が子どもに「勉強しなさい」「将来 ○○ になりなさい」というのは間違っていると思います。お子さんの人生を切り開くのは、お子さん自身なんです。

なので、お子さんが「〜大学に行きたいんだけど」「〜になりたいんだけど」と言ってきた時に、その目標に向かってこちらがサポートできる状態でいればいいと思います。


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