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【3分で分かる】小学校で必修化となるプログラミング教育の概要


「プログラミングが小学校で必修化になるって本当?」
「いつからプログラミングの授業が始まるの?」
「プログラミングの授業って具体的に何をやるの?」

このような疑問にお答えします。ニュースなどでプログラミング教育の必修化というワードを聞いたことがあるかと思います。現在の取り組みはというと、必修化に向けて、ある一部の学校で模擬授業が試験的に導入されている状況です。本格的に指導するのは2020年度。本記事ではプログラミング教育の概要を簡単にまとめています。

本記事の内容
  1. 文部科学省がプログラミング教育を必修化
  2. プログラミング授業の内容
  3. 中学校・高校のプログラミング授業について
  4. 役に立つサイト

文部科学省がプログラミング教育を必修化

いつから始まる? → 2020年度から本格始動

2020年度より全ての小学校でプログラミング教育が必修化されます。現在は試験的に、一部の小学校でプログラミングの模擬授業が行われています。

2020年度の本格指導に向けた工程は次の通りです。

  • 2018年度:各自治体の特定の学校で模擬授業を試験的に実施。プログラミング教育での必要事項を把握し、予算確保に繋げる。
  • 2019年度:全学校の特定の教師が模擬授業を実施・体験(プログラミング授業絵研修)。2020年度の全面実施に必要となる必要事項を把握し、予算確保に繋げる。

(なぜ?)プログラミング教育の導入理由・目的

文部科学省の小学校プログラミング教育の手引(第一版)では、プログラミング教育の導入理由について下記のように述ベています。

今日、コンピュータは人々の生活の様々な場面で活用されています。

ーーーー中略ーーーー

プログラミング教育は子供たちの可能性を広げることにもつながります。 プログラミングの能力を開花させ、創造力を発揮して、起業する若者や特許を取得する子供も現れています。子供が秘めている可能性を発掘し、将来の社会で活躍できるきっかけとなることも期待できるのです。

このように、コンピュータを理解し上手に活用していく力を身に付けることは、あらゆる活動においてコンピュータ等を活用することが求められるこれからの社会を生きていく子供たちにとって、将来どのような職業に就くとしても、極めて重要なこととなっています。諸外国においても、初等教育の段階からプログラミング教育を導入する動きが見られます。

こうしたことから、このたびの学習指導要領改訂において、小・中・高等 学校を通じてプログラミング教育を充実することとし、2020 年度から小学校においてもプログラミング教育を導入することとなりました。

上記の引用文と、他の資料をまとめますと、導入理由は次の通りです。

  1. これからの社会では、あらゆる活動においてコンピューターは必要不可欠
  2. したがって、コンピューターの活用能力を身につけることが極めて重要。
  3. 今後、国際社会においてもITの力は競争性を増していく
  4. プログラミングを通じて、子供の想像力・可能性を開花させたい。
  5. 諸外国においても、すでにプログラミング教育が導入されつつある。

諸外国というのはイギリスやフィンランドなどが挙げられます。イギリスでは5歳から、フィンランドでは小学生からプログラミング授業が義務付けられました。韓国やシンガポールにおいても、必修化へ向けた取り組みが現在進行中であり、決して日本だけが独自に行なっている施策ではないということがわかります。

プログラミング教育で育む力

それはプログラミング思考力です。プログラミング思考力とは何でしょうか。文部科学省の資料によれば、次のように説明されています。

自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力

簡単な言葉で表現すれば、論理的思考力のことです。物事を論理的に、つまり順序立てて(道筋を立てて)考える能力のことです。複雑な問題についても、わかりやすく説明できる方は論理的思考力があると言えるでしょう。

プログラミングは複数の命令を順序立てて書いていくため、プログラミング思考力(≒論理的思考力)を培うことができると私は思います。

新小学校学生指導要領

プログラミング教育の必修化に伴い、当然ですが学生指導要領についても改訂され、プログラミング教育に関する事項が盛り込まれます。

プログラミング授業の内容

現在は試験的に、模擬授業が実施されている段階のため、具体的にどのような授業内容になるかは決まっていないはずです。しかし、全国で実施されている模擬授業の内容より、次のような内容になると考えられます。

  • 「前に進む 」「進行方向を60度回転」「3回繰り返す」といった簡単なアクションを組み合わせて、三角形や四角形などの図形の作画を行う
  • 最初は紙やマグネットを利用し、次第にタブレット端末などを利用してプログラミングについて学ぶ
  • RubyやC言語といったプログラミング言語の勉強をするのではなく、あくまでもプログラミング的な考え方(=物事を順序立てて考える力)を身につける

算数や理科などの授業と組み合わせて実施

プログラミング教育は、学習指導要領に例示されている単元等に限定することなく、多様な教科(算数や理科など)、学年、単元などで実施されることが望まれるとされています。つまり、プログラミングという授業が追加されるのではなく、算数や理科などの授業でプログラミング教育を採用していこうということです。

プログラミングに関する学習活動

下記のように考えられています。単純に授業で実施する以外にも色々考えらえています。

  1. 学習指導要領で例示されている単元で実施(算数の図形、理科の電気の利用など)
  2. 各教科の内容を指導する中で実施
  3. 学校の裁量により実施
  4. クラブ活動などで特定の児童に実施
  5. 教育課程外のプログラミング教育(学校を会場として)
  6. 学校外でのプログラミング学習機会

中学校・高校のプログラミング授業について

プログラミング授業が必修化となる流れは小学校だけでなく、中学校・高校も同様です。プログラミング的思考を小学校で身につけ、プログラミングで必要となるアルゴリズムの理解については中学校で身につけるという方針のようです。

役に立つサイト

平成30年3月より、「小学校を中心としたプログラミング教育ポータルサイト」の運営が始まりました。教育課程内外のプログラミング教育について、具体的な実施事例などを掲載されているため、参考になるかと思います。


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