【三大宗教の聖地】イスラエル旅行のススメ
2017 年にイスラエルを一人旅してきました。三大宗教の始まりの地であるイスラエルは想像以上に美しい国でした。旅行先としてイスラエルを考えている方、どこか珍しい国に訪れたいと考えている方向けにイスラエルの基本情報を簡単にまとめました。
イスラエルの観光名所
テルアビブ(首都?)
イスラエルはエルサレムを首都だと主張している一方、国連はテルアビブを首都だと決めました。そのため、国際的にはテルアビブを首都だと認識しています。
テルアビブは大都会です。ビルが多いですが、綺麗なビーチもあります。美術館や博物館、舞台芸術、建築、絵画など芸術がとても盛んな街です。
エルサレム
旧市街
エルサレムの旧市街地は、イエスの歴史に触れられる観光地です。各宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)ゆかりの建築物が点在しています。
嘆きの壁
嘆きの壁も旧市街地にあります。敬虔なユダヤ教徒が壁に向かって本気で泣いているのを見ると、信仰の凄さを感じます。
ベツへレム(パレスチナ自治区)
ベツへレムはパレスチナを代表とする観光地です。イエス聖誕の地です。
死海
死海では本当に体が浮きます。本を読みながら浮くことができ、そこら中で雑誌を片手に写真を取っている方が多いです。なお、ヨルダン側の死海に比べ、イスラエル側の死海の方が綺麗らしいです。
エイラット
イスラエルのリゾート地です。紅海に面したビーチが沢山あります。エジプトやヨルダンへの国境も近いです。
旅の予算
食費
イスラエルは中東諸国に比べ、かなり物価が高いです。日本と比べても物価は高いと言えます。綺麗なカフェやレストランでご飯を食べる場合、ランチは 2000〜3000 円、ディナーは 4000 円以上かかると考えておきましょう。
下の写真はエルサレム旧市街近くのレストランで食べたディナー(焼サーモン、サラダ、ビール2本)ですが、金額は 8000 円を超えました。
宿泊費
ドミトリーなどの安宿であれば一泊 3000 円以下で見つけることができます。中級ホテルの場合、8000 円程度です。高いホテルについてはイスラエルに幾らでもあります。宿は全てBooking.comで予約しました。イスラエルはヨーロッパからの観光客がとても多く、思っているよりも早く宿が埋まってしまいますのでご注意を。
死海周辺には安い宿がほとんどないため、死海で1泊するのであれば、バックパッカーの方はあらかじめ予約しておいた方が良いでしょう。写真は死海周辺で泊まったでHI - Massada Hostelというホステルです。部屋も綺麗で、シャワーもしっかりしていて、ブッフェもまぁまぁでプールもついていて、景色も抜群でオススメです!!(ホステルですが一泊 5000 円くらいしました、これでも安い方です)。
交通費
テルアビブ → エルサレム → 死海 → エイラット → エルサレム → テルアビブと移動する場合、交通費は 7000 円くらいです。
お土産代(SABON が有名)
女性に大人気の SABON はイスラエル発祥です。日本の価格の 2/3 くらいで SABON を購入することができます。私がイスラエルを訪れた時は、年1度のブラックフライデーセールと被っていたため、日本価格の4割〜5割で商品が売られていました。
テルアビブの SABON ショップの店長が、日本人女性は相当な数の SABON をお土産に買って帰ると仰っていました。特にボディスクラブが人気のようです。
イスラエルの消費税(VAT)は 18%と非常に高いです。しかし、400NIS(約 12000 円)以上の買い物をした場合、空港で VAT の払い戻しを受けることができます。ただし、払い戻しするためには買い物先のお店で免税手続きをする必要がありますので、お忘れずに。
移動手段(バスが基本)
移動手段はバスか飛行機になりますが、多くの方は安さからバスを選ぶと思います。イスラエル最大手のバス会社であるエゲッド・バス社の長距離バスを利用することになると思います。
バスの予約方法
エゲッド・バス社のサイトからオンライン予約が可能です。エゲッド・バス社のサイトは英語表記が可能ですが、オンライン予約フォームは全てヘブライ語となっており、ヘブライ語が読めない限り予約は不可能です。
プルダウンの選択肢はコピーできないため、google 翻訳もできません。現地のバスステーションに行き、予約するしかありません。
長距離バスの所要時間
主要観光地を結ぶ長距離バスの所要時間です。
テルアビブ ⇄エルサレム | 約1時間 |
エルサレム⇄エン・ゲディ | 約1時間30分 |
エンゲディ⇄エイラット | 約3時間 |
エイラット⇄エルサレム | 約5時間 |
一人旅でも大丈夫?治安は?
一人旅でも問題ありません。治安は抜群に良いです。ただし、紛争地区に立寄るのはやめましょう、そこは間違いなく危険ですので。
エルサレムには銃を持った兵隊さんがウジャウジャいるため、安心して過ごせると思います。
入国スタンプ
アラブ諸国の中には、イスラエルの入国スタンプがパスポートにあると、入国を認めない国があります(例えばイラン)。そのため今までは、パスポートに入国スタンプを押されないよう、入国時に「ノースタンプ!!」と言う必要があったようです。現在、空路で入国した場合は入国スタンプは押されず、イスラエルの入国を証明する別紙が渡されます。
ただし、陸路でイスラエル ⇄ エジプト・ヨルダンに入出国する場合はパスポートにスタンプを押されてしまいますので、ノースタンプをお願いする必要があります(私はすっかり忘れていて、パスポートにスタンプを押されてしまいました……)。
まとめ
以上、イスラエル旅行の基本についてまとめました。危ないと思われがちなイスラエルですが、実は治安が良く、芸術や宗教の歴史などの魅力に溢れています。アジアやヨーロッパ旅行では味わえない貴重な体験をすることができます。
イスラエル旅行ではエルサレム観光がメインになると思いますが、イスラエルの歴史や宗教について何も知らずに行くと、旅先で出会った外国人と話す時、自分の無知さに恥ずかしい思いをしますので絶対に勉強しておきましょう。
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