【スタバから学ぶ!!】教室掲示物の作成術【サンキューカードの作り方を紹介】
突然ですが、私はスタバが大好きです ☕️
週1で行ってまして、スタバでまったりしてますが、たまに店内でこんなものを見かけませんか?
参考:スタバ日和
これは「GAB カード」といって、相手に感謝の気持ちを伝えるためのサンキューカードになります。
教室内で、生徒同士でもやらせたい!
と思い、掲示物としてサンキューカードを作ってみました。
※モザイクで見にくくて申し訳ないです 🙇♂️
今回は、「サンキューカードの作り方・使い方」などを紹介したいと思います。
- 掲示物で悩んでいる人
- 生徒同士で、仲の良い関係を作りたい人
実際に導入してみて、サンキューカードにはいろんな効果があることがわかりました!そのことについても後述します。
- サンキューカードの進化過程
- サンキューカードの作り方
- サンキューカード導入に必要なもの
- サンキューカードの使用方法・目的
- サンキューカードを使ってみた感想
- テンプレートはコチラから
❶ サンキューカードの進化過程
まずは、私が作ったカードの進化過程をご覧ください。
4月
「桜」のイメージ
5月
「みどりの日」「こどもの日」のイメージ
6月
「梅雨」のイメージ
7月
「夏祭り」のイメージ
9月
「お月見」のイメージ
10 月
「ハロウィン」のイメージ
11 月
「紅葉」のイメージ
12 月
「雪」「クリスマス」のイメージ
1月
「ねずみ年(干支)」のイメージ
2月
「バレンタインデー」のイメージ
※8月(夏休み)、3月(臨時休校)のためお休み
月ごとテーマ設定
毎月テーマを変えて、カードのデザインを変えています。デザインを変えることで、生徒も飽きずに取り組むことができてます。
また、その月のカードをもらうために、友達のために頑張ろうとする生徒も増え、効果があるのを実感しています。
❷ サンキューカードの作り方
サンキューカードのベースは、Word で作成しています。
デザインですが、スタバの GAB カードを参考にすれば OK です。Google 画像検索で、見本がたくさん出てきます。
テンプレートを使うべし
自分で1から作るのは大変ですよね 😅
作成時間を削減したい人は、コチラのテンプレートを使ってください。
サンキューカード・テンプレート(Word)
デザイン方法
「カードのデザインを凝りたい!」
「世界で1枚だけのカードを作りたい!」
作っていくと、こんな風に思ってきます。もし、少し時間をかけてでもオリジナルのカードを作りたいという方は、次の記事を参考にしてください。
サンキューカードのデザイン方法は、学級通信のデザイン方法で紹介した手順でできます。
まだ閲覧していない人のために、デザインのポイントを簡単に紹介すると次のとおりです。
- 配色変更
- イラスト挿入
- 背景挿入
- 透明化
もしかしたら、今後サンキューカードのデザイン方法だけの記事を書くかもですが、とりあえずは上記のリンクを参考にして作っていただけると嬉しいです 😅
もっとデザインを極めたい方はコチラ
他の仕事で忙しいので、デザインにあまり時間はかけられませんが…
「もっともっと良いものを作りたい!」
という方は、ノンデザイナーズ・デザインブックという本がとても参考になります。
デザインを意識したことがない方は、これを読むとデザイン方法のポイントを抑えられるはずです!
印刷方法
完成したカードを印刷しましょう!
このまま印刷すると A4 サイズ1枚のでっかいカードになるので、1枚の紙(A4)にカードサイズに小分けして印刷します。
ここからは、私がやっている方法で印刷します。もっと簡単な方法がありましたら、逆に教えてください。(笑)
「ファイル」→「名前をつけて保存…」をクリック
①「ファイル形式」を「PDF」に変更
②「印刷に最適」をチェック
③「エクスポート」をクリック
「ファイル」→「書き出す…」をクリック
①「フォーマット」を「JPEG」に変更
②「品質」「解像度」はお好みで
③「保存」をクリック
これで「jpg」ファイルのカードが完成しました。
※手順 ① の段階で、Word ファイルからすぐに「jpg」ファイルを作れれば、手順 ② は不要です。
① Word を開く(A 4サイズ)
②「レイアウト」→「ユーザー設定の余白…」をクリック
①「余白」をクリック
②「上・下・右・左」を「5mm」で設定
アナウンスが出たら「無視」をクリック
① 完成した「jpg」ファイルをドラック&ドロップ
②「幅:49mm」「高さ:78mm」で調整
「図の書式設定」→「図の枠線」→「うす灰色」をクリック
これで枠線に色がつくので、印刷後のカットが楽になります。
コピー&ペーストでスペースを埋める
次は、手順 ① と同じです。
「ファイル」→「名前をつけて保存…」をクリック
①「ファイル形式」を「PDF」に変更
②「印刷に最適」をチェック
③「エクスポート」をクリック
完成した「PDF」ファイルを開く → 印刷
最後は、ラインに沿って1枚ずつカットすれば終了です。
長い解説となりましたが、この手順に慣れると5〜10 分で印刷できちゃいます。
❸ サンキューカード導入に必要なもの
教室の掲示物として導入するには、次のものが必要です。
- ウォールポケット
- ケント紙
- カラー印刷できるプリンター
ウォールポケット
クリアポケット型であれば、カードを入れるだけで済むので楽チンです。これなら、他の生徒が書いたカードも全員で見れますしね。
コルクボードで掲示してもいいですが、いちいち貼ったりガビョウで止めるのは面倒くさいです。途中、はがれたりするのであまりオススメできません。
ウォールポケットは、こちらのリンクで買えるものがオススメです。クラスの人数分のポケットがあるものを購入してください。
ケント紙
ケント紙は、普通のコピー用紙より硬く、画用紙よりなめらかな紙です。
完成したカードをこれで印刷すると、名刺のようなクオリティでカードが作れます。
画用紙だと色がにじんだりしますが、ケント紙は表面がなめらかな分、キレイに印刷されます。なので、ケント紙が超オススメです。
カラー印刷できるプリンター
せっかくデザインしたカードも、白黒だといまいち盛り上がりに欠けますね。
私の場合、ケント紙もカラープリンターも学校で使えるので、出費ゼロなのですが…
学校でカラープリントが出来なければ、自分で買うしかありません。あまり個人で出費したくはありませんが、こればっかりは仕方がないです。
❹ サンキューカードの使用方法
使用方法
私のクラスでは、毎週金曜日に「サンキューカード」を生徒に書かせています。
① 帰りの SHR でカードを配布する
② 友達にしてもらって嬉しかったことを書く
③ ポケットに入れて掲示する
④ 次週の火曜日、相手に直接渡す
カードを書いて、すぐに相手に渡すのもありだと思います。
ですが、そうすると、誰が誰にどんな内容を書いたのかがわかりません。
スタバのように「書いたカードをみんなが見れる」瞬間を作るために、私は「一旦掲示する ➡︎ 次週の火曜日で渡す」ようにしています。
担任も頑張って書く!
生徒間だけでなく、担任も頑張ってサンキューカードを書いてみてください!
これをやると、普段から教室の隅々を見れるようになります。しかも生徒って、担任からもらうカードが嬉しいみたいですね。ずっと大切に保管してる生徒もいます。
たまに、担任にも渡してくれる生徒がいて、嬉しくなっちゃいます(笑)
使用目的
そもそもなぜ、このサンキューカードを使おうと考えたのか?
理由はコチラ。
① 教室内の雰囲気の改善
② 直接、顔を合わせて話す機会の確保
③ 普段話さない人との会話の機会
④ 助け合う気持ちの養成
4月、高校に入学したての生徒たちって緊張していますよね。
近くに座っている友達とは割と早く仲良くなるんですが、遠くに座っている子とはなかなか話せなかったりします。そのまま1年間話すことなく進級する、ってことも珍しくありません。
また、最近では SNS 上での会話が得意なのに、直接話すのが苦手な子が多くなっている感じがします。それが原因で、トラブルに発展することも…
「サンキューカード」でトラブル回避
「サンキューカード」を使うことで、直接会話することが増えます。対人関係の機会が増える、とも言えます。
不思議なことに、会話が増えればトラブルって起きにくいんですよね。
クラスの雰囲気も良くなっていき、お互いに助け合っていこうという気持ちも生まれます。
しかも、話出しが必ず「ありがとう」から入るので、ケンカになるわけがないんです。
❺ サンキューカードを使ってみた感想
1年間、サンキューカードを使ってみましたが、クラス全体の雰囲気はとても良いと感じています。
- 特別指導なし
- 教室内での友人関係トラブルなし
- 男女問わず、お互いに仲良く話している
こんな姿を見て、担任として安心しています。
なので、私もストレスなく毎日ハッピーに過ごすことができています。
残念ながら、根拠はなし
ぶっちゃけ、サンキューカードのおかげでクラスの雰囲気が良いのかはわかりません。
もしかしたら、やってなくても雰囲気が良いクラスだったかもです。客観的なデータがない分、どうしても担任としての主観が入ってしまいます。
ただ、やっていて楽しんでいる生徒を見ると、少しは効果があるんじゃないかと感じています。
楽しいけど準備が大変
サンキューカードを実施すると、生徒も楽しんでくれます。
しかし、毎週カードを用意するは大変です。導入するのであれば、あまり無理しないでできる方法を考えましょう。
2週間に1回の実施でも全然いいと思います。
教員の負担が増え、仕事が手に回らなくなるのは本末転倒ですよ。
❻ テンプレートはコチラから
WRITTEN BY
りっすん@英語教師
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