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クラスをデザインする【学級運営の方法】


教員歴6年目。

まだまだ若手ですが、今回は「私の学級運営」について紹介したいと思います。

◉こんな人に読んでほしい!
  • 担任が初めてという人
  • これから担任をする人
  • 学級運営が不安という人

ちなみに、学級運営についてはわりと上手くいっている方で、毎日生徒たちとハッピーに過ごせています。

本記事の内容
  1. 学級運営のポイント【1つの軸】
  2. クラスをデザインする【方法&手順】
  3. クラスをデザインする【実践編】

学級運営のポイント【1つの軸】

学級運営のポイント

学級を運営するにあたって、「1つの軸」を持つことが超重要です。

もう少し噛み砕いて説明すれば、「どのようなクラスにしていきたいか」というビジョンを持つことです。

学級運営のポイント

1つの軸を決める ➡ どのようなクラスに︎していきたいかを考える

私の場合、定めている軸は次のとおりです。

教室にいる誰もが居場所を感じ、学校に来ることが楽しいと思える環境を作る

軸が決まれば、これがベースになり細かい目標やルールが決まっていきます。

この「教員としての軸」がなければ、学級崩壊を引き起こすこともあります。詳しく知りたい方は、コチラの記事を少し寄り道してください。3分程度で読めると思います。

質問:生徒たちがどれくらいの時間、教室で過ごすか考えたことがありますか?

ざっくり言って、7時間になります。

登校(8:30) --- 下校(15:30) = 約7時間

1日の約1/3は、教室の中で過ごすことになります。

「家庭」の次に、長い時間を教室で過ごすわけなので、彼らにとって「教室は第二の家」的存在である必要があります。

生徒が安心して過ごせるための環境づくり

下記の通りです。

  1. 全体の約束事を守らせる
  2. 個人を尊重してあげる

ルールを設定する

全員がハッピーに暮らすには、教室内の秩序をある程度守る必要があります。

ルールの設定は、学校状況・生徒状況を見て、自分なりに決めればOKです。

学級がスタートする頃から、「何がOK?」で「何がダメ?」なのかを教え、徹底的に守らせましょう。

ゴミの分別までルールを決めています

どこまでルールを決めるかは難しいですが、正当な理由があればいくらあったっていいと思います。

たとえば

ゴミの分別
  • 環境に優しい
  • ゴミ収集する人に迷惑がかかる
    ➡︎ ゴミの分別はするべき

みたいな感じです。

個人の意見も尊重する

厳しすぎてもダメ。

ルールを守れない ➡︎ 生徒に対して叱責する

いたって自然な流れのように思えますが、それぞれの生徒に言い分があるはず。

「なぜ守れなかったのか」➡︎「次はどうするべきか」というアプローチが大切

生徒は十人十色です。先生方も、生徒に歩み寄ろうとする姿勢が大切です。

ちなみに、これは信頼される教師になるためにも必要なスキルでして、詳細についてはコチラの記事でも紹介しています。

クラスをデザインする【方法&手順】

クラスをデザインする

クラス運営で重要な項目は、次の3点です。

  1. 学級運営目標の設定(軸)
  2. クラス目標の設定
  3. クラスルールの設定

❶ 学級運営目標の設定

学級運営目標とは、先ほど述べた「1つの軸を決める」ことです。

「どんなクラスにしたいのか?」
「どんな人になってほしいのか?」

このような視点から、クラス運営の軸である「学級運営目標」を設定します。

担任として、1年間で生徒をどのように成長させたいか、というビジョンを持っていることが大切です。

❷ クラス目標の設定

生徒たちの将来像に近づけるために、クラス内での細かい目標を決めます。

私は自分自身でクラス目標を設定しましたが、生徒たち自身で決めさせてもいいかもしれません。

その場合、「自分はこうなってほしい」と担任の考えを共有することも大切です。

❸ クラスルールの設定

クラス目標まで決まれば、それを達成するために必要なクラスルールが決まってくるはずです。

最低限守らないと、みんながハッピーに過ごせないと思われるルールを考え、設定・共有します。

私の場合

このように設定しました。

❶ 学級運営目標
  誰もが安心して過ごせる教室を目指す

❷ クラス目標
  • Active (積極的に)・・・自ら積極的に関わろうとする姿勢を持つ
  • Positive (肯定的に)・・・物事を否定的にとらえず、肯定的に考える
  • Inclusive (包括的に)・・・1人より2人、2人より4人。排除を容認しない

    ❸ クラスルール
  • 時間厳守/提出物の徹底
  • 整理整頓/掃除の徹底
  • 違いを認め合い、相手を尊重する
  • 全員が助け合うことを忘れない

教室内では、これをベースにして生徒を指導しています。

入学当初から、今の今までブレたことは一度もありません。

クラスをデザインする【実践編】

クラスをデザインする

学級方針が決まったら、あとは実践あるのみ!

ここからは、「誰もが安心して過ごせる教室」を達成するために、私が一生懸命取り組んでいることを紹介します。

  • 教室整備の徹底
  • 掲示物の作成

ここからは、私の実践を踏まえて紹介します。

❶ 教室整備の徹底

床の清掃

クラスをデザインする

毎朝、生徒が登校する前に教室の清掃をしています。

掃除用具入れの清掃

クラスをデザインする

見ての通り、掃除用具入れの中も整理していまして、ここまでキレイにする担任ってほとんどいません。

生徒が開けた時に、用具内がキレイなら少しは清掃に前向きになってくれるかな…と思っています。

ちなみに、朝の清掃は、ホウキを使うと時間がかかってしまうので、モップがあると超便利です。 

※写真に映っているモップは自前です。

机・イスの整頓

クラスをデザインする

机の整頓も欠かしていません。縦・横をそろえ、間隔を整えています。

机の位置

クラスをデザインする

木の床ではないので、木目にそろえて整頓することができません。

なので、メジャーで間隔を測り、床にマークをつけています。

机のガタつき補修

クラスをデザインする

毎朝机を整頓していると、ガタガタしている机があることに気がつきます。

これをしっかり直すのは難しいので、私は100円ショップで購入できる「床キズ防止シール」を貼って処置します。

これで机のガタつきが直るので、結構便利なんです。

黒板の清掃

クラスをデザインする

黒板もキレイにします。

チョークを置くスペースに、粉が溜まっていないかも確認します。

壁のペンキ塗り

クラスをデザインする

今の学校ではまだですが、前の学校では壁の色が汚かったので、教室全体のペンキ塗りをしました。

1年間汚い教室で過ごすより、少しでもキレイな空間で過ごした方が絶対にいいですよね。

今の勤務校でも、実践したいと思っています。

床のワックスがけ

クラスをデザインする

教室の床も、定期的にワックスがけをしています。

床や壁がキレイだと、教室の雰囲気がまるで違うんです!生徒も教員も、格段に気分良く教室内で過ごすことができます。

ワックスがけの様子は、コチラで紹介してます。

❷ 掲示物の作成

サンキューカード

サンキューカード

私のクラスでは、毎週「サンキューカード」を生徒に書かせています。

使い方
  • 毎週金曜日、帰りのSHRでカードを配布
  • その週、友達からしてもらって嬉しかったことを書く
  • ポケットに入れる ➡︎ 相手に渡す

「ありがとうの気持ち」を直接伝えさせたい、ということから始めました。

GABカード

スターバックスで行っている「GABカード」のシステムをマネました。

私はスタバが大好きなので、これを教室でやってみたかったんです!

ちなみに、カードは月ごとに作り替えています。

サンキューカード

このように、生徒それぞれのクリアポケットに入れて「感謝の気持ち」を全員に見てもらえるようにしています。

サンキューカードの作り方に関しては、コチラの記事で紹介しています。

学級通信の作成・配布

学級通信をデザイン

毎週、必ずカラーで生徒に配布しています。

その週に起きた出来事や、次週のスケジュールなどを確認できるようにし、右下のQRコードを使ってスマホでも閲覧可能にしました。

デザインですが、4月の頃に比べて結構改良されてきまして、最近になってようやく納得のいく形になったって感じです。

学級通信のデザイン方法については、コチラの記事を参考にしてください。

写真の掲示

掲示物をデザイン

学校行事などで撮った写真は、教室に掲示するようにしています。

今までは、「プリントアウト」➡︎「一枚ずつピンで止める」ようにしていましたが、壁が穴だらけになるのがどうしても嫌でした。

そこで、印刷したらすぐに入れられる、クリアポケット式で掲示しています。

こうすれば、取り外しもすんなりできちゃうので超ラクです。

「学級運営目標」が原動力になる

「教室整備を頑張ろう!」
「掲示物を魅力あるものに!」

こんな風に思って一生懸命頑張れるのも、「こんな風なクラスにしたい!」という目標があるからです。

「クラスデザインの方法・手順」でも解説しましたが、初めに運営目標を設定しましょう!

それが、間違いなく今後の原動力になっていきます。

さて、もっとこだわっている点・頑張っている点があるのですが、キリがないのでこの辺にしておきます (笑) 

少しでも参考になってくれたら嬉しいです。


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