生徒から信頼される教師になるために必要な2つのポイント
教員になって、6年が経ちました。
わりと毎日がハッピーで、楽しい教員生活を送れています。
教育現場では、生徒との信頼を築けずに悩んでいる先生がいますよね。
今回は、「生徒から信頼を得るためのポイント」をまとめたいと思います。
- 信頼される教員【2つのポイント】
- 絶対にしてはいけないこと【信用を失います】
信頼される教員【2つのポイント】
結論から言うと、「プライドを持つ」ことと 「プライドを捨てる」ことです。
2つのバランスが超重要
なんだか矛盾しているように思えますが…
実際に、「何かにプライドを持っている教員」と 「生徒のためにプライドを捨てられる教員」は生徒から絶大な信頼を集めています。
プライドを持つ➡︎軸に変わる
プライドは、教員としての軸です。
軸がしっかりとしてくると、教員としてのブレがなくなります。
たまに、言ったこと・決めたことを守らないブレブレの先生がいますが、そういう人は最終的に生徒から信頼を得ることは難しいです。
軸がブレない➡︎自信に変わる
軸がブレなくなると、やがてそれが「自信」に変わってきます。
そして自信がでてくると、自分の言動や行動にも変化があらわれます。
- ハキハキ話せるようになる
- 声が大きくなる
- 背筋が伸びる
オドオドして目が泳いでいるより、自信に満ち溢れている先生の方が印象はいいです。
そして好印象の先生は、生徒からも保護者からも好かれます。
プライドを持とう
教員として、プライドを持ちましょう。何でも構いません。
私は 「生徒には絶対負けない!」というプライドで、英語を教えています。
プライドを持つ ➡︎ 軸ができる ➡︎ 自信が生まれ言動が変わる
私が英語の勉強を頑張れているのも、プライドがあるからだと思っています。
プライドを捨てることも大切
教育現場を見ていると、教員って「プライドを捨てる」ことができない人が多いんです。
プライドが「摩擦」を招く話
プライドに固執すると、生徒に対して心ない言動をしてしまうことがあります。
たとえば
- 部活中、練習通りできない生徒を大声で叱る
- 生徒に対して「教員の言うことを聞け」と発言する
- 生徒の人間性を否定し始める
余計、信頼なんてされません。
別に、教員は偉くない
「教員=生徒より偉い」という考え方は、ナンセンスです。
教員はこれっぽっちも偉くなんかありません。謙虚さは誰にだって持つべきでして、生徒に対しても同じです。
プライドの捨て方
生徒目線になることです。
「何でできないのか」
「何で悩んでいるのか」
「どうしてあげたらいいかなぁ」
これらをしっかりと考えられるようになると、プライドなんて簡単に捨てられます。
プライドを捨てれば、言動が変わる
生徒目線に合わせられれば、生徒に合った接し方・ニーズがわかってきます。
もちろん、毎回自分のプライドを捨てるべきだとは思いません。「ダメなものはダメ」というブレない姿勢を貫くことも大切です。
ですが、生徒の目線になって話を聞いてあげたり、何かしてあげようという姿勢を見せない限り、生徒だって信頼するはずがありません。
生徒目線に合わせる ➡︎ プライドを捨てる ➡︎ 言動が変わる
たまにバカをするのも大切
自分のプライドを捨てて、生徒の前でバカをすることも、気持ちをグッと掴むには大切なことです。
体育祭・文化祭や予餞会などで、教員も参加して楽しむ姿を見せると、教員に対する生徒の見方も変わっていきますよ。
絶対にしてはいけないこと【信用を失います】
ここからは、生徒から信頼を得るために、学校で絶対にしてはいけないことを紹介します。
❶ 授業がわからない・ヘタ
❷ 信頼関係なしで怒る
❸ 自分の失敗を謝らない
❹ 約束を破る・時間を守らない
❶ 授業がわからない・ヘタ
教員歴が浅いうちは仕方ありません。私も、効率の悪い授業をたくさんしてきました。
生徒も、最初は授業の不慣れ感に付き合ってくれますが、次第に授業を聞かなくなり、最終的には寝始めます。
これは生徒から直接聞きましたが、聞いてても理解できない授業に対して、ものすごくストレスを感じるそうです。
まずは自分の授業力を磨くべし
生徒は、授業力で教師を判断するので、授業力が低いと信頼を得るのも難しくなります。
授業の組み立て方、展開方法などはこちらの記事で紹介していますので、授業方法で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
❷ 信頼関係なしで怒る
教員として、生徒との信頼関係を築くことが大切です。
その信頼関係なしで生徒を怒ると、保護者からのクレームにつながることがあります。
実際に、同期が生徒の髪色を指導したところ、その指導方法に腹を立て教育委員会に訴え出たことがありました。
明日は我が身、ですよ。
指導には生徒との信頼関係が不可欠
生徒を指導する際に、生徒から文句が出てしまう教員は、信頼関係が築けていない証明です。
まずは、信頼関係を築くことから始めましょう。
❸ 自分の失敗を謝らない
生徒には謝罪を求めるくせに、自分が失敗したときには言い訳して逃れようとする教員っていますが…
「教師だったら何をしてもいいんですか?」って思われてしまいます。もう一度言いますが、教員は何にも偉くありません。
「生徒に謝るなんて、恥ずかしい」
「教師としてのメンツが保てなくなる」
なんて思っているのかもしれませんが、そんなプライドはすぐに捨ててください。
❹ 約束を破る・時間を守らない
教員というより、人としてやってはいけないことだと思います。
生徒との面談の約束を忘れたり、時間通りに授業を始めない・終わりにしない、などは生徒の不信感につながります。
これに畳み掛けるかのように、謝らなかったりしたら救えません。
当然のことなので、気をつけてください。
自分のプライドの高さを治すのにオススメの1冊
プライドが変に邪魔をして、譲れない時ってありますよね。大抵、そういう時は人間関係が悪くなってトラブルになりがちな気がします。
そんな自分を変えたいと思いつつも、結局なにもやれていない自分にますます嫌気がさすことありませんか?
この本は友人に教えてもらい読んでみたのですが、行動を起こすためのヒントがとてもわかりやすく書いてあり、自分を変えるためにちょっとずつ頑張ろうって気持ちになれるオススメの本です✊
絶対にハズさない1冊なので、自分を変わらないなーと感じてる方は読んでみてください。
まとめ
教員としてのプライドを持つことも大切ですが、時には生徒のためにそのプライドを捨てることも必要です。
生徒の目線に合わせるよう努力をすれば、自分の誠意が相手に伝わります。そうすれば、自ずと信頼関係が築けていけるものです。
なお、生徒との接し方にも注意が必要なので、特に新米教師の人は次の記事を読んでください。
WRITTEN BY
りっすん@英語教師
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