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英語の中間・期末テストの作り方とポイント【ダウンロードでOK】

英語の中間・期末テストの作り方とポイント【ダウンロードでOK】

定期テストの作成は教員の大切な仕事の1つです。

しかし、テストの作り方なんてベテラン先生から教えてはもらえません。自力で作らなくてはいけません。

これまで、私もさまざまな先生に自作のテストを添削してもらいましたが、たくさん注意・訂正をされてきました。

なので今回は、テスト作成のポイントを記事にまとめていきます!

中学校・高校の英語テスト作成の詳細を解説(共にダウンロードでOK)

私は定期テストをこんな感じで作成しています。

問題用紙・・・Word(ワード)で作成

問題用紙・・・Word(ワード)で作成

解答用紙・・・Excel(エクセル)で作成

解答用紙・・・Excel(エクセル)で作成
問題用紙・解答用紙を作成する際、しっかりとした規則性をもとに作ることをオススメします。

といっても、テストを作り慣れていない方はその規則性がわからなくて困っていることでしょう。

ルールは自分で作って構いません。私はいろんな問題を参考にして自分流のルールを作成しました。

以降、テスト作成時に私がどんなルールをもとにしているかを紹介します。参考にしてください。

問題用紙の作成ルール・ポイント

① 書式
日本語は「メイリオ」、英語は「century」で表記します。

② フォント
日本語は「10」、 英語なら「10」 または「10.5」で表記します。

③ インデックス・空白
本文の書き出し(半角スペース5個)、設問の書き出し(スペースなし)、選択肢の書き出し(半角スペース5個)で揃えます。
インデックス・空白

④ タイトル・ページ番号
タイトルは表紙になるよう、1ページ丸々使って作ります。余ったスペースにテストの注意事項を書いておくと、待機時間にしっかりと見てくれます。また、ページ番号があると、生徒は順番を間違えることなく解答できます。

⑤ 本文の入力
教科書会社の指導者CD-ROMに入っているデータをコピペします。教科書の本文がデータ化されているものが入っているはず。本文を手打ちで入力すると、気づかないうちに入力ミスをするので注意です。

⑥ 問題の設定
最初から自分のオリジナル問題を作ると失敗します。どのような問題を出題すればいいかは、「大学の過去問」「進研模試」「参考書」などの問題を参考にしましょう。世の中に出ている問題は高品質です。他教員からアドバイスをもらってもOK。

⑦ 解答方法
問題の解答方法を必ず明記します。たとえば「記号で答えよ」「〜語で答えよ」「本文中より抜き出せ」など、具体的に記します。

解答方法
⑧ 設問は「太字」
設問は「太字」で表記します。これで、どれが問題か一目でわかるようになります。

⑨ 記号問題
記号問題は「カタカナ」で答えられるように統一します。採点効率化のためです。

記号問題

⑩ カッコの種類
カッコを次のように使い分けます。

 ・鉤カッコ 「  」→ 日本語訳
 ・丸カッコ (  )→ 穴埋め問題
 ・角カッコ [  ]→ 並べかえ問題

⑪ 表記
大問の場合は「問題〇〇」、設問・小問の場合は「問〇〇」と表記を使い分けます。

⑫ レイアウト
問題がページをまたがないようにします。長くても1題を見開き1ページに収めましょう。

⑬ 冊子型で印刷
冊子型にして問題を印刷します。問題を配布する教員の手間を省けます。

解答用紙の作成ルール・ポイント

① 用紙のサイズ
A4用紙に収まるよう作成します。採点時の十分なスペースを確保するためです。A4で収まらなければ、「B4」「A3」の順番で作ります。

② 解答スペース
解答スペースは問題に応じて大きさを変えます。目安を紹介します。

・記号を書く・・・マス目 3個分
・単語を書く・・・マス目 6〜8個分
・文章を書く・・・マス目 30個以上解答スペース③「完答」の表記
完答問題は、解答用紙にも「完答」と表記します。

④「並べ替え」の表記
「並べ替えて〇〇番目に来る記号を答えよ」のような問題では、生徒が間違えないように解答欄にも「〇〇番目」と表記します。

⑤「制限解答」の表記
「rから始まる語を書きなさい」のような解答が制限された問題では、あらかじめ解答欄にも「指定された語」を表記します。⑥ 得点配当の明確化
1点の問題を「太線」、2点の問題を「細線」で表記します。⑥ 得点配当の明確化⑦ 小計算
採点者の効率化を考慮し、各大門の右端に小計算スペースを設けます。

⑧ タイトル・氏名欄
タイトルは上部、氏名欄は下部に設定します。

⑨ 総合得点欄
氏名の隣に生徒の「総合得点欄」を書けるスペースを設けます。

⑩ 数字の表記
最後に、解答用紙に書かれている数字の表記(問題1・問1・①など)と、問題用紙の表記が合っているかをチェックします。

他にも細かいこだわりがありますが、以上をおさえておけば十分でしょう。

ここまでルールを決めておけば問題作成で大失敗することはなくなります。

「ワード」「エクセル」「一太郎」のどれで作るべき?

自分が使いやすいソフトで作成しましょう。

私の場合、問題用紙は「ワード」、解答用紙は「エクセル」で作成しています。

解答用紙の作成は、行・列の挿入や空欄・スペース編集がスムーズにできるので、圧倒的に「エクセル」が便利だと思っています。

いろんな人とシェアすることを考えるのであれば、互換性を考慮して「ワード」or「エクセル」で作っておくべきでしょうね。

テスト作るのめんどくせーという方は

私のルールに基づいたテストサンプルを配布します。「テストのテンプレート作るのめんどくせー」という方は、サンプルの問題文や解答文を変更してご活用ください。

  • テストの問題サンプルデータはこちら
  • テストの解答サンプルデータはこちら

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テスト作成の重要ポイント2つ

ここで、テストを作成する際の重要なポイントを2つ紹介します。

その① 【生徒目線に立つ】「見やすさ・解きやすさ」を重視する

その② 【教員目線に立つ】「採点のしやすさ」を考慮する

その① 【生徒目線に立つ】「見やすさ・解きやすさ」を重視する

生徒が問題を解くことを想像し、出題している問題が見やすいか・解きやすいかを意識しましょう。

たとえば、次のような問題が出たとしましょう。

問1 次の[   ]内の語を並べ替えて正しい英文に直しなさい。
 [ ア is  イ to ウ impossible  エ for オ it カ him ] solve the problem.

この出題だと解答方法に迷う生徒が出てしまいます。
次のように2パターンの解答が出てしまうでしょう。

解答パターン①
オ ア ウ エ カ イ (solve the problem.)

解答パターン②
It is impossible for him to (solve the problem.)

パターン①のように記号(ア〜カ)で答えてほしいのであれば、次のように「記号で解答せよ」と、解答方法を明記すべきです。

問1 次の(   )内の語を並べ替えて正しい英文に直し、記号で答えなさい
 ( ア is  イ to ウ impossible  エ for オ it カ him ) solve the problem.

パターン②のように英文を書いて答えてほしいのであれば、記号の表記を無くし、次のように表記を変えるべきです。

問1 次の(   )内の語を並べ替えて正しい英文に直しなさい。
   ただし、先頭に来る語も小文字で示しています
 (  is /  to / impossible  / for / it / him  ) solve the problem.

テストでは生徒の思考力を判断しなければなりません。問題が見づらかったり、わかりにくい設問のせいで解けない問題が出てしまってはいけないんです!

なので、解答方法は出題者側でしっかりとコントロールする必要があります。

「見やすさ」・「解きやすさ」を意識し、全生徒が解答方法を間違えないように出題方法を工夫しましょう!

その②【教員目線に立つ】「採点のしやすさ」を考慮する

教員の採点のしやすさも考えなければいけません。

というのも私たち教員は、テストが終わったらすぐに採点し返却を間に合わせなければなりません。

ちなみに、次のような問題は採点者を苦しめます。

① 自由記述式の問題

② 答えが無数にでてくる問題

記述式は採点が大変ですが、自由記述は採点基準があいまいになりやすいのでもっと大変です!

記述式や答えがたくさん出てくるような問題は、あらかじめ生徒の解答を予想して、生徒の解答方法をコントロールすることをオススメします。

たとえば「字数制限」を加えたり「キーワード」を入れて解答させるといった感じです。そうすれば採点側で共通認識を持てるので、採点しやすくなります。

採点のしやさを考慮し、生徒の解答を予測→解答方法をコントロールしよう!

余談

仮に1クラス40人、学年で6クラスあるとします。1学年の英語を担当する場合、40×6=240人分の解答用紙を採点することになりますね。

1人分の採点を1分で出来たとしても、4時間かかることになります。したがって、採点のしやすさを考えて、テストを作ることは非常に重要なポイントです。

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「定期テスト」=「授業内容の確認テスト」であるべき理由

中間・期末テストでは、授業でやってきたことをベースに問題を出題するべきです。

理由は簡単で、授業の内容がテストに出ないとわかれば、毎日の授業を一生懸命聞こうとしなくなるからです。

ひどくなると、「教員の言ったことを聞かない」「注意を無視する」などにつながり、授業中に生徒のコントロールがきかなくなることもあります。授業崩壊の引き金になりかねません。

成績・評価の大半を占めるのは「テストの点数」

授業態度という観点から、一生懸命授業に参加していない生徒の評価を下げることもできなくはありません。

しかし、授業態度という曖昧な尺度で成績・評価の全てを決定することは無理です。

誰が見ても明らかで文句の出ない評価方法は、やはり「テストの点数」なんです。

保護者のクレームにも対応できる

重要な成績を決める定期テストが、仮に全く授業で触れらていない分野から出題されたとしましょう。

生徒から「そんなの授業でやってないじゃん!」と言われるでしょう。我が子の成績に納得がいかない保護者がクレームを言いつけにくることもあります。

授業でやった内容をしっかりとテストで出題すれば、生徒が悪い点数を取ったとしてもその責任を当該生徒に向けられます。文句の出ようが全くありません。保護者にも理路整然と事情を説明することができるわけです。

テストは授業でやった内容をベースに作りましょう!授業外の内容・応用問題の出しすぎには要注意!

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英語教員は必須のテスト作成解説本

英語テスト作成の達人マニュアルをご存知でしょうか?

英語の教員であれば、必ず持っていたい最強の1冊です。問題の出題方法や出題に関する注意事項などが細かく記載されているので、テスト作成者ビギナーにとっては「バイブル」になるはずです。

ベテラン教員でもテスト作成が残念な方がいます。他人のテストの良し悪しが分かるようになったのも、この1冊で知識を得ることができたからだと私は強く感じています。

テスト作成の変な癖がついてしまう前に、英語テスト作成の達人マニュアルを読みこむことをオススメします。

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