【学習指導案が見つかる】おすすめのデータベース5選
学習指導案を作成するにあたって、ネット上に挙げられている指導案はとても参考になります。検索をすれば、ネット上でPDFファイルの指導案を簡単に見つけることができると思います。
今回は、小・中・高校・教科問わず、指導案を一括にまとめているおすすめサイトをご紹介します。指導案の書き方に迷ったら、是非これらのサイトを活用してください。
指導案が見つかる、おすすめのサイト5選まとめ
今回ご紹介するサイトは全て無料で閲覧ができ、会員登録も必要ありません。
誰でも閲覧が可能ですので、是非参考にしてください。
①英語教育ポータルサイト『えいごネット』
「えいごネット」とは、文部科学省が協力の下、(財)英語教育協議会(ELEC)が英語教員のために運営しているポータルサイトのことです。
このサイトは指導案を探すことができるだけではなく、授業で使える素材まで検索することができます。様々なコンテンツを含んでいるサイトです。
②全国津々浦々検索
全国津々浦々検索では、全国の各都道府県・市町村の教育センターで取り上げている教材案・指導案などの資料をまとめてくれていて、①教材、②指導案、③実践事例、④研究物、⑤手引書の5つの観点から検索することができます。
このホームページの良い点は、指導案と一緒に 、その授業で使用するワークシートやパワーポイントも閲覧・ダウンロードをすることができる点にあります。指導案の作成だけでなく、授業の組み立てに迷った時に役立ててみましょう。
③福岡県 − 教育センター
こちらのデータベースは福岡県の教育センターが運営しています。
都道府県が運営しているホームページでは、その都道府県内で計画・実施された公開授業の指導案を多く取り上げています。都道府県内で、トップクラスの指導力がある先生方の指導案を参考にすることができます。
このホームページの良い点は、指導案を検索することができるのはもちろんのこと、関連ファイルを種類別で調べることができる点です。ワードの資料が欲しい場合、もしくはエクセルの資料が欲しい時などに、チェックを入れるだけで検索条件に加えることができます。それだけではなく、(特に実技教科に関する)「Video」、「画像」までも検索ができ、視覚的に理解をさせることができます。
これらの資料を参考にして、是非自身の指導力向上にお役立てください!
④千葉県 − 総合教育センター
こちらのデータベースは千葉県の総合教育センターが運営しているデータベースです。こちらも上記と同様、県内で活躍されている先生方の授業案・指導案を見ることができます。
一見、他の都道府県とさほど変わらない内容にも見えます。しかし、外見よりも中身の質がとても高くなっています。というのも、千葉県には「教科研究員」という制度があり、教育現場の優秀な教師たちを集め、毎年指導力向上のために課題研究を行っているようです。その課題研究の論文まで閲覧することができます。
教科研究員の方々が行っている研究授業・公開授業の資料も閲覧することができますので、質の高い指導案を参考にして、是非自身の指導案を作成してみてください!
⑤関西大学 − 教職支援センター
こちらのデータベースは教育実習生必見!!関西大学の教職支援センターが、過去に(教職を希望している)学生が作成した学習指導案(PDFファイル)をまとめているサイトです。
指導案の質も高く、毎年継続的に、小・中・高、教科別で指導案を挙げているため、とても参考になります。これから教育実習へ行く方は、是非参考にしてください。
その他の学習指導案データベース
おすすめの5選以外にも、学習指導案を参照できるサイトが多数あります。各都道府県の教育センターに学習指導案が掲載されていますので、教員の方は是非ご自身の地域のホームページ(特に教育センター)を一度確認してみてください。きっとここには載っていない、良いものに出会えるかもしれません。
なお、教育センターのホームぺージの中には、その地域の職員でなければ授業案・指導案などの資料を閲覧ができないようになっているものもありますのでご注意を。
その他、TOSSランド | 明日の授業を5分で準備する指導案共有サイトや授業支援ネット 学習指導案検索といったサイトもありますので、余裕がある方はチェックしてみてください。
データベースの指導案を読み漁るべき理由
データベースに掲載されている学習指導案はとにかく読み漁りましょう。理由は簡単です。
理由1:質が高い
ホームページで取り上げられている学習指導案は、各都道府県の中でも選りすぐりの指導者が、授業の質を高めるために行った研究授業や公開授業で作成されたものがほとんどです。中には研究機関(教育センターや大学)が作成しているものもあります。
そのような指導案は、指導の目標や狙いも明確・詳細であり、かつ作成の手順にも大方合致しているのです。<学習指導案の作成記事リンク>
また、様々な人の目に触れる可能性がある指導案だからこそ、質の高い出来上がりとなっています。これ以上にない、良作と言ってもよいでしょう。
理由2:授業の参考にできる
毎回同じような流れで授業を展開していくと、マンネリ化してしまいますよね。少し違う角度から授業を展開したいと考えているのであれば、是非ベテラン教師の指導案を参考にしてみてください。
今まで自分が知らないアプローチを学ぶことができるかもしれません。
理由3:時間の短縮ができる
教員は日々、様々な仕事に追われており、指導案作成に時間を割くことがなかなかできません。そして、慣れない指導案作成にはどうしても時間がかかってしまいます。ネット上に挙げられている様々な指導案を参考にして、作成の時間短縮をしていきましょう。
時間を節約するための方法は、大まかに以下の2通りになります。
- ベテラン教師の学習指導案を参考にする
- テンプレート、見本を使う
イチから全てを作ろうとすると時間がかかります。また、勝手がわからないうちに自分のオリジナルを作成しようとすると、不備ができることが多いです。そんなのに時間を割くのが勿体無いです。
初めのうちは、誰かが作った見本やテンプレートを参考に学習指導案を作成しましょう。作成に慣れてきた頃に、オリジナルの要素を加えていけば良いと思います。
以上、学習指導案が掲載されているオススメのデータベース5選でした。学習指導案の書き方のコツについては、学習指導案の書き方のポイント、まとめます!【作成例・テンプレート付き】をご覧ください。
WRITTEN BY
りっすん@英語教師
Follow教師歴7年目🇬🇧英検1級取得🇺🇸教師が幸せになれば子供たちも幸せになるはず🌸教育現場を変えていき明るい未来を作っていきたい🗽ブログ・YouTubeで英語勉強法・教育現場について発信中📖🎥