英語力の向上だけじゃない!留学のメリット!【私の経験を基に紹介】
海外留学は、学生の間に出来なかったら一生できないと思った方がいいと思います。就職した後で機会があったらやってみたい、と考えている人もいると思いますが、一度就職してしまうと、仕事を辞めるのに相当な覚悟が必要です。なので、貴重な体験を得るためにも、学生のうちに留学を経験しましょう。
留学のメリットは英語力の向上だけではありません。私の実体験を基に、留学のメリットについて紹介します。なお、本記事の写真は全て留学中に撮影したものです。
留学の7つのメリット
1. 英語力の向上に繋がる
留学と言ったら、まず初めに思い描くのが「英語力の向上」だと思います。留学が最初で最後の英語強化時期になります。これを逃したら、真の英語力を習得することは難しいと思います。
実際に留学に行けば、否が応でも英語に触れる機会が多くなるので、英語力は自然と伸びていきます。では、英語の4技能の中では、どの分野が伸びやすのでしょうか。私なりにまとめました。
留学で伸びる4技能 早見表
4技能 | 伸び | 理由 |
---|---|---|
リスニング | ◎ | 毎日英語を聴くため、自然に耳が慣れてくる |
リーディング | ○ | 授業や日常で文章を読む機会が多いため |
ライティング | ○ | 授業の課題レポートが鬼半端ないため |
スピーキング | △〜◎ | 言いたいことをどう表現すれば良いか分からないがために、消極的になってしまうと伸びは△ |
どのような場面で英語を使うのか?
- ホストファミリーや大学の寮友達と会話する
- TV番組を観る(当然、字幕なし)
- スーパーやファストフード店で買い物をする
- 授業で教科書を開いて勉強する
- 専門授業の講義を受ける
- 現地の人に道を尋ねる
- 空港のサービスカウンター
などなど……
様々な場面で本物の英語に触れることができます。それによって自身の英語力を磨くことができるわけですが、ほぼ英語漬けな毎日の中で、特に日常では「聴くこと」が多くなっていきます。そのため、リスニング力がぐんぐん伸びていくというわけです。
留学→︎ペラペラになるって本当?
留学をすれば流暢に英語を話せるようになる、と思っている人も少なくはないと思います。確かに、留学後に見違えるほどペラペラと話せるようになる人もいます。
しかし、そうなるためには相当会話の訓練を積まなくてはいけません。話すことは一番難しく、また流暢に話せるようになるまでには相当な時間が必要です!ただ、留学前より留学後の方が話せるようになるのは間違いありません。
2. 異文化を肌で感じることができる
異文化を自分の肌で感じることは、インターネットや教科書越しでは決してできないことですよね。私は留学中に沢山のことを直に学ぶことができました。驚かされることも多かったです。
留学で一番初めに驚いたこと
アメリカ留学で私が最初に驚いたことは、気候でした!
ロサンゼルス空港に降り立った瞬間、8月中旬の真夏日で快晴でしたが、日陰に入れば肌寒いと感じました。日本とは違って湿気がなく、蒸し暑さがなく過ごしやすかったのです!吸う空気はとても澄んでいて、思わず「ずっとここに居たい!」と思ってしまうほど、私にとって心地よい環境でした。
些細なカルチャーショックから学ぶことがある
逆に引いてしまうほど驚いたことは、トイレ環境の悪さです。トイレットペーパーが補充されていなかったり、プライベートスペースも確保されていなく、個室は上からでも下からでも覗けそうなほど隙間が大きいんです!
しかし、それは犯罪防止のためだと教えてもらった時、トイレを通じて、アメリカという国を感じることができました。勉強にはなりましたが、いつまで経ってもトイレに慣れることはなく、居心地は悪かったですね。。。笑
実際に自分が体験しないと、このような違いを感じることはできません。これもまた、留学の良い点ですね。
3. 様々なバックグラウンドを持った人と出会える
海外留学では、自分と同じ留学目的で来た他国の人々と会うことができます。アジア、中東、南米、ヨーロッパなどの国から、生徒が一箇所に集まってきます。留学に来ている生徒の出身地域にはばらつきがあります。私の留学先はアジア系が多かったです。それでも、学校にいるだけで全世界を感じることができちゃうんです!
留学先で世界を感じよう
各国から生徒が集まる留学というのは、言わば「小さな全世界」です。その学校にいながら世界一周をしているのと同じくらいの価値が出会いがあります。慣習・文化・物事の考え方の異なる人達と共に同じ時間を過ごすため、とても濃厚で刺激的な日々を送ることができますよ。
4. 価値観を広げてくれる
留学を経験すると、自分の考え方や物の見方を変えてくれます。今まで主観的でしか物を捉えることができなかったのが、一歩退いて客観的に考えられるようになります。
私はアメリカ留学をするまで、約20年間自分の故郷を離れて暮らしたことがありませんでした。それでいて日本の全部を知っているかのように振る舞ってきたわけですが。。。留学に行くと「自分はなんてちっぽけな存在だったんだ」と気付かされるでしょう。当時の私はまさに「井の中の蛙」状態でした。
留学では様々な人たちと出会います。私の勉強不足や偏見のせいで、恥ずかしい思いを沢山しましたが、その分私は色々な考え方を学ぶことができました。
今までの偏見・固定概念は出会いで変わる
ある日、留学先で出会った女の子から、「私の彼女はね。。。」という話をされたことがあります。その子と出会うまでは正直、私は同性愛者に対して否定的な目で見ていました。同性愛のことは詳しく知りませんが、何となく良いものではないと考えていました。しかし、その子と話していくうちに、同性愛者に対する自分の考え方がガラッと変わりました。
黒人の友達と仲良くなるまで、「黒人=怖い人」と思っていた過去の自分が、今ではとても恥ずかしく思います。彼はとても陽気で、いつも冗談ばっかり言って私を笑わせてくれる良い友達です。
明らかに、出会いが私を変えてくれました。
5. 本当の苦しみを経験できる
留学は毎日楽しいわけではありません。
少しずつ話せるようになってくる頃に、それでも自分の英語が相手に伝わらなかったりすると心が挫けますね。「何で伝わらないのかな。。。」と悩みます。そこに、ダブルパンチかのように授業でたくさん課題を出されたりしたら。。。
それでも、留学ではその苦しみと立ち向かっていかなくてはなりません。日本にいたら、英語勉強に嫌気がさしたら休憩したり、やめてしまうこともできます。
しかし、留学中はどんなに苦しくても逃げられません。自分を追い込む環境を作ってくれるのが留学です。その追い込まれた状況を自分の力で打破して、初めて成長へと繋がるのです。
6. 成長を感じることができる
留学をやりきった時に、様々な面で自分の成長を感じることができます。
- 英語力の向上 → 英語外部試験のスコアが上昇
- コミュニケーション能力の向上 → 知らない人にでも気軽に話しかけられるようになる
- 何事にもチャレンジしてみようと思える → 自分の成長を求め、新たなことに挑戦し続けることができる
- 多様な価値観を容認できる → 自分の意見にこだわりすぎず、相手の意見を取り入れられる
- 自立心の向上 → とにかく自分でどうにかしよう、と考えられるようになった
- 当たり前だったことへの感謝 → 特に、親に感謝することができるようになった
7. 自国をもっと好きなる
旅行で3〜4日外泊した後、自分の家に戻った時に「やっぱり我が家が一番だ」と感じたことはありませんか?
留学も全く同じです。自分の住んでいる国の良さは、海外に行って初めて感じることができます。より、自国に対する愛国心が深まります。長い時間日本を離れてみなければ、日本の本当の素晴らしさには気づけません。
その他. 就活に役立つ(かも)
留学をやり遂げたことは、自信に繋がります。そういった人は、ある程度のことでも動じなくなり、全部自分で何とか切り開けると思えるようになります。これが、後の就職活動に活きてきます。
留学を就職活動に活かせる2つの理由
- 人と違う経歴を書くことができる
- ある程度のことでは動じない→面接で胸を張って答えられる
経歴に留学経験を書けるだけではなく、面接官からのインタビューに対しても腰を据え、落ち着いて話すことができるようになります。
他の学生とは違う経験をしたからこそ、そういった場面で落ち着いた対応ができるようになるのだと思います。
まとめ
留学は、様々な面で自分の成長に繋がります。留学は、大学を休学してでも経験する価値が絶対ある思います。留学に行くかどうか迷っている人で、もし金銭的・時間的に留学するチャンスがあるのであれば、是非留学をしてみましょう。
留学に興味があっても、まず最初にどこから調べれば良いか分からないと思います。簡単なのは大学の事務で留学プログラムについて聞くと簡単です。私の場合、大学で尋ねる以外に、留学エージェントの無料相談も利用し、しっかり調べてから留学を決めました。
留学は費用も時間も掛かる大きな買い物ですが、その分、自分への投資効果は抜群です。少しでも留学に興味がある方は、絶対に留学経験をすることをオススメします!!
WRITTEN BY
りっすん@英語教師
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