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学級崩壊は新学期の3日間で決まる【原因と対策をポイント解説】


  • どうしても学級運営がうまくいかない
  • 途中から生徒への指導がうまくいかなくなる
  • 授業で生徒が言うことを聞いてくれない

こんな悩みを解決します。

教員になって7年が経ちました。現在、担任を持っていますが毎日楽しく過ごすことができています。

今回は、「学級・授業崩壊を避ける方法」について、紹介したいと思います。

◉こんな人に読んでほしい!
  • 学級崩壊・授業崩壊を心配している人
  • 学級運営がうまくいかなくて困っている人
  • 授業で生徒が言うことを聞かなくて困っている人

私も教員1年目の時、授業を担当していたクラスのコントロールが効かなくなってしまい、授業崩壊しかけた経験があります。

こうなると、1年間が苦しいんですよね。

これを読んでいる方には、同じような経験をしてもらいたくないので、ぜひ参考にしてほしいです。

本記事の内容
  1. 学級崩壊・授業崩壊はなぜ起きるのか【原因】
  2. 黄金の3日間ですべきこと【対策】
  3. オススメの1冊:ブラック学級づくり

❶ 学級崩壊・授業崩壊はなぜ起きるのか【原因】

学級・授業崩壊はなぜ起きるのか

結論から言うと、次の2点が原因です。

  • 生徒に対して甘い
  • 黄金の3日間を無駄に過ごしている

「生徒を叱らない」と起きる副作用

私たち教員は、基本子供たちが好きで教員になっているわけですから、生徒から嫌われたくないって思うのは当然のことです。

子供たちって、叱るとすぐにその先生を嫌いになりますからね(笑)

しかし、生徒を叱らないと、次のような副作用が起こります。

  • 楽な先生だと思われる
  • ダレていく
  • なめてくる

これが、学級崩壊・授業崩壊を引き起こす原因です。そして一度こうなると、もう取り返しがつきません。

生徒を叱れない理由

生徒を叱れない理由。それは、そこにルールがないからです

ルールとは、教員としての「こだわり」であり「プライド」である

「学級を通して、生徒にこんな人になってほしい!」
「授業を通して、これを身につけてもらいたい!」

教師としての「こだわり」があれば、それを生徒に実現させるために何をさせなきゃいけないかが明確になってきます。それが「ルール」につながります

たとえばこんな感じ↓

時間を守れる大人になってほしいなぁ…
 ➡︎ 提出物の期日を守らせる
 ➡︎ チャイム前着席を徹底させる

まずは「ルールを作る」というより、「どんな生徒を育てていきたいか」という考え方を持ってください。

私は、これを「クラスをデザインする」と言っていまして、以前の記事でも「学級づくり」のポイントを紹介しています。

大切なのは「ルール設定」「ルール明言」「ルール徹底」

ルール設定は超重要です! ルールがあれば、教員も指導しやすくなりますし、生徒も怒らていることに納得してくれます。

◉ルールを設定する
 ➡︎ 生徒指導がしやすくなる
 ➡︎ 生徒も納得しやすい

生徒からこう言われた経験ありませんか?

「えー、そんなの聞いてない!」

生徒のこの発言、ぶっちゃけムカつきますよね(笑) ですが生徒がこう言うのは、ルールがちゃんと伝わっていない証拠ですので、教員にも責任があります

ルール設定ができたら、それを初めのうちから生徒に伝えるべきです(ルール明言)。

徹底の大切さ

たまに、生徒がルールを破っても…
「あー、怒るの面倒だなー」てときがありますよね。

ですが、1回でも見逃せば、生徒の間で「1回まではセーフ」という新しいルールが誕生します。

「この前はOKでしたよね?」って生徒から言われるようになります。

小さなほころびから、大きな穴が開くので要注意です。 「ルールを破っても大丈夫」的な雰囲気を作らないよう、コントロールする必要があります(ルール徹底)。

一度決めた軸はブラさないこと

軸がブレブレなほど最悪なことはありません。生徒との信頼関係も失います。

生徒との信頼関係を築くには、ブレない指導が必要不可欠です。詳しくはコチラの記事でも解説していますので参考にしてください。

「厳しすぎる」も禁物

難しいところですが、厳しすぎても生徒はついてきません。

「何をやっても怒られる。」
「何も認めてくれない。」

そんな環境下では、生徒を精神的に追い込むだけでして、このご時世ではすぐクレームにつながります

❷ 黄金の3日間ですべきこと【対策】

黄金の3日間ですべきこと

学級開きをしてから最初の3日間で、1年間の学級運営・授業運営が決まります。

これを「黄金の3日間」と呼びます。

黄金の3日間

◉生徒

「どんな人が担任になるんだろう」
「誰が教科の担当になるんだろう」

初日から3日間は、生徒にも適度な緊張感があるので、ほとんどの生徒が素直に教員の話に耳を傾けてくれます。

ここで話す内容や担当としての想いが、学級運営・授業運営の軸になるのです

ここをノープランで過ごしている人ほど、クラスが乱れやすくなります。クラス雰囲気のゆるさ・だらしなさにも直結します。

黄金の3日間ですべきことは次の通りです。

その1:ルールの提案・設定
その2:担当としての想いを伝える
その3:ルール破りの蔓延防止

その1:ルールの提案・設定

クラス内でのルールを設定します。

◉ホームルーム担任の場合

自分でルールを設定してもいいかもしれませんが、子供たちに考えさせて守らせる方がより効果的です

方法としては、「学級目標」「今月の目標」などを生徒に考えさせ、自分たちで決めるさせるのが簡単だと思います。

そうすれば先生も… 「これを達成するために、じゃあみんなでこれを守っていこうね!」 と持っていくことができます。ルール設定も簡単になります。

HRの場合

生徒を巻き込んで、みんなでルールを決める

◉授業担当の場合

自分でルールを設定した方が絶対にいいです。

1時間の授業を円滑に進めることを考えれば、授業中は自分が独裁者として立ち回った方がスムーズに進行することができます。

授業の場合

教師が自分でルールを設定する

ルールの提案方法

教師が生徒に守らせたいルールがある場合は、生徒に提案してみるのも1つの方法です。

提案をすることで、みんなで一緒に考えて決めました感を出すことができます。

たとえばこんな感じ…

◉ペットボトルのリサイクルを徹底させたいなぁ
【提案】 ペットボトルを捨てるとき、ラベルやキャップをとってリサイクルすることで、少しでも環境に優しい活動をしていきたいけど、どうかな?

これに加え、少し環境問題の現状を話すと… 生徒たちもほぼ100%「Yes」と答えます。

提案と言いながら、コチラの思うように生徒を動かしていきます。

ちょっと悪どい感じがしますが…(笑)
これも、クラスをコントロールする方法です。

その2:担当としての想いを伝える

「どんなクラスにしたいのか」
「どんな授業にしたいのか」

自分の想いを直接生徒に伝えましょう。
それがそのクラスでの軸になり、ルールとなります。

そして、クラス内でのルールを明確にすることを忘れないでください。

私の場合、担任のクラスへは、「ロングホームルーム」や「学級通信」を通して自分の想いを伝えています。

また、授業では、初回に必ず「破ってはいけない”ゴールデンルール”」をプリントにして渡しています。

黄金の3日間ですべきこと:ゴールデンルール

ゴールデンルール

① 時間厳守 
② 飲食厳禁
③ 授業中の他教科の勉強禁止
④ 提出期日の厳守
⑤ 失敗を恐れない

これらがあるおかげで、生徒を叱るのが楽チンです。 生徒がルールを破る度に、「授業の最初で言ったのよね?」って言えますからね。

「失敗を恐れない」ことに関しては、できるようになったら褒めるようにしています。

なお、授業崩壊を避ける方法については、コチラの記事でも少し紹介していますので参考にしてください。

その3:ルール破りの蔓延防止

生徒は、ルールを破っていくもの。その度に、教員が根気よく指導できるかがポイントです

先ほども述べた通り、大切なのは、「ルールを破っても大丈夫」的な雰囲気を認めない姿勢です。

ルール破りは、指導のチャンス

生徒がルールを破ったら、指導できるチャンスです。

ゆるみかけた雰囲気を、引き締めることができます

ルール破りは、担任としてむしろラッキーな出来事です。

「ゆるく➡︎厳しくする」ではなく「厳しく︎︎︎︎︎➡ゆるめていく」

ゆるい雰囲気から徐々に厳しくしていくのは、ほぼ不可能。しかも、最初からゆるゆるな雰囲気でスタートしたら、後半はもっとダレていきます。

最後は地獄になってるかもです。

でも、そこからいきなり厳しくなんてしたら、確実に生徒からの信頼を失いますし、クレームを受け続ける1年になること間違いなしです。

適度な緊張感がある「黄金の3日間」

この3日間でできた雰囲気を、いつでも作り出せますか?

長い時間一緒にいれば、教師と生徒との間に慣れが出てきますが、教員として最初の緊張感をいつでも作り出せかどうかが大切です。

そのために、厳し目でスタートする必要があるわけです。

❸ オススメの1冊:ブラック学級づくり

オススメの1冊:ブラック学級づくり

この本を読めば、学級運営や生徒を叱るときのコツを学べます。授業にも応用することができます。

ぶっちゃけ、コチラの思惑があって生徒を叱るわけでして、ただ単に叱るだけではいけことを知っていないと、生徒を惹きつけていくことなんかできません。

また、若手教員の中には、「嫌われない教員」を目指している方も少なくはありませんが…その時点で学級・授業崩壊の可能性があります。

この本を読めば、教師を続けるためには、こういう生き方をしないといけないんだ、と気づかされるはずです。

現在の私

1年目は、生徒から「優しい先生」と言われていました。

自分としてはチヤホヤされている感じがして嬉しかったのですが、生徒指導はボロボロで、クラス内での生徒コントロールも最悪。英語の授業は半壊していたと思います。

現在の私は、生徒から「優しいけど厳しい先生」だと言われています。

教室内や授業内では、みんなと一緒に楽しみながら、毎日笑顔で過ごしています。

ただ、ルール破りを見つけたら、笑顔を一切見せずに指導します。生徒にどう思われようが関係ありません。

そんなことを繰り返していれば、生徒も「この人の前ではこれをやっちゃダメだ」ってことをわかってくれます。そうなれば、その後の指導が超楽チンです。

「ブラック学級づくり」は、学級づくりに困っている皆さんに、教員として必要不可欠な生徒指導術を紹介してくれています。ぜひ手にとって読んでみてください。


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