2学期に向けてやっておきたい準備10選【これで安心】
夏休みもあっという間でしたね。あと数日で2学期がスタートします。
9月には文化祭、体育祭、修学旅行などたくさんの学校行事が入ってくるので慌ただしい毎日が続きます。
そんな日々を乗り越えるために、今のうちから2学期の準備を進めておきましょう。
今回は、「やっておきたい2学期の準備」について紹介したいと思います。
- 学級担任としての準備【5選】
- 授業担当としての準備【5選】
- 2学期がスタートしたら…
学級担任としての準備【5選】
担任を持っている方は、次のような準備をしておきましょう。
①教室の整備
夏休み中にいろんな人が教室を使ったり、知らないうちにホコリが溜まっていたりするので、始業式前日までに教室の清掃をしましょう。
夏休み明けには、だいたいの学校で大掃除が予定されていると思います。
「その時に教室も掃除すればいいや」と思うかもしれませんが、2学期のスタートがゴミゴミした教室では、誰も嬉しくは思いませんよね。
心地よく2学期をスタートするためにも、事前に教室整備をしておくことを強くオススメします。
②出席簿・学級日誌の整理
「出席簿」「学級日誌」はホームルームで必要不可欠です。
2学期分のものはしっかりと準備されていますか?再度確認してみてください。
「出席簿」「学級日誌」の用紙が足りない場合、教務部の先生に尋ねましょう。
「出席簿」「学級日誌」が取外し式のファイルでまとめられている場合、1学期分を残しておくとかさばってしまいファイルが汚れてしまいます。
1学期分のものを取り除いて、鍵のかかる場所に保管しておくことをオススメします。
下のリンク先のファイルボックス、取っ手がついていて、日誌類の持ち運びが楽チンになるのでオススメですよ😚
③提出物の回収準備
夏休み明けに回収するものを確認しておきましょう。
回収物はそんなに多くないと思いますが、不安であれば回収物リストを作っておくと便利です。
これについては「入学式準備」の記事でも紹介しているので、こちらを参考にしてください。
※生徒が提出しなければいけないものは、ほとんどが宿題だと思います。始業式の日に、宿題を「いつまでに・だれに」提出しないといけないのかを再度アナウンスするのもいいかもしれません。
④クラス方針の再確認
「1学期はどのようなクラス運営を心がけていましたか?」 「自分が理想としていたクラス運営はできていますか?」
「1学期のクラス運営が上手くいかなかったなぁ…」 そのように思っている方は、「原因は何か」をしっかりと考え、2学期で改善していきましょう。
私の場合、1学期中に生徒がチャイム前着席ができなく、クラス全体が時間に対してルーズになってきたので…
- あいさつ & 掃除の徹底
- 他人の良さを認め合うこと
- 時間厳守(チャイム着席・提出物の期日厳守)
2学期からは、3つ目の内容をクラス方針に加える予定です。
「学校のルール」や「教室内のルール」を再確認するといいかもしれませんね。
⑤2学期のスケジュールを確認
学期のスタートはいつもドタバタします。
学期が始まってから1〜2週間程度の予定は、生徒たちも知りたいと思うので知らせてあげましょう。
教室後方の黒板に書くか、学級通信にまとめて配布するといいです。
私は次の内容を「学級通信」にまとめ、配布する予定です。
- 担任からのコメント
- 提出物&宿題の期日
- クラス方針
- 2学期のスケジュール
- 誕生日リスト (プチ企画)
全部をまとめて伝えられるので、学級通信って便利ですよ。
配布物をホチキスで閉じると、いつの間にかホチキスが教室内に散らばってゴミになってませんか?最近書店で針の必要ないステープラーを見つけたんですが、これとってもエコでお気に入りです😊
授業担当としての準備【5選】
ここからは、授業の準備について紹介します。
①初回分の授業準備
夏休み明けの授業プランを練りましょう。
1回目の授業分だけでいいので、必要なプリント&パワーポイントの資料などを準備しておきたいですね。
初回の授業は、夏休みの宿題の範囲から小テストを実施してもいいかもしれません。
②小テストの準備
漢字テストや英単語テストなどの小テストを実施していれば、夏休みの時間を活用して事前に準備しておきたいです。
小テストは「まとめて一気に作る!」ことをオススメします。
2学期に行う小テストを全部作り置きしておけば、2学期中にテスト作りに追われなくて済みますからね。
小テストの作成ですが、教科書会社から送られる 「テストメーカー」や 「CD-ROMのデータ」があれば是非活用してください。
小テストの作成時間が大幅に削減されます。
③授業展開の見直し
1学期の授業は上手くいきましたか?
「もっとこうするべきだなぁ」「なんか上手くいかないなぁ」 そう感じた箇所があれば、今のうちに改善しましょう。
私は「授業」=「フルコース料理」だと思っています。常に目の前の生徒に楽しんでもらうために、授業を組み立てています。詳しくはこちらを参考にしてください。
自分の授業をどのように改善すればいいかわからない人は、ベテラン教員からアドバイスをもらうのも1つの手です。
良質な授業案から展開方法を参考にするのもいいでしょう。次の記事からたくさんの授業案を参考にできます。
④「顔・名前」の再確認
夏休みの期間、授業担当の生徒とずっと顔を合わせていないですよね。
ですので、意外にも生徒の名前を忘れていることがあります。
((生徒は名前を間違われると、相当傷つくそうですよ))
2学期初回の授業で名前を呼び間違えてしまわないように、顔と名前を再度確認しておきましょうね。
⑤定期試験(中間)の作成
2学期分の定期テストを作成しておくとメリットが多いです。
- 直前でテスト作成に追われなくて済む
- テストまでに、授業で「何を・どのように」教えるかが明確になる
- 他の教員と教える内容を共有・統一できる
- 授業プランを練りやすくなる
ですが、授業もしていないのにテストを作るのは難しいですよね。
なので、これは余裕がある方のみで構いません。
ちなみに、私はこのように定期テストを作っていますので、よろしければ参考にしてください。
2学期がスタートしたら…
新学期のスタートと同時に、また忙しい毎日が始まります。
しかし、時間がなくても先生方にはぜひ 「生徒の様子」をしっかりと観察してほしいと思います。
約1ヶ月ほど自由に過ごしていたので、学校が始まると途端に、学校の校則やルールに耐えられなくなり、不登校になる生徒も少なくはありません。
教室の中で浮かない顔をしていたり、元気のない生徒がいたら積極的に声かけをしていきましょう。
生徒たちに「学校は楽しい場所なんだ」と思わせるのも、私たち教員の仕事です。
WRITTEN BY
りっすん@英語教師
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