【ICT授業はメリットばかり】授業効率が爆上がりします
「ICTってなに?」
「ICT授業って難しいのかなぁ…」
「ICTに少し興味あるんだけどなぁ…」
こんな悩みにお答えします。
私は高校現場で教え続けて6年目になります。
2年くらい前からずっと
「テンポよく授業ができないかなぁ」
って悩んでいました。
そこで、授業でICTを使うようにしたのですが… 驚くほど授業効率が上がりました!
現在では、iPadで授業をこなせていまして、黒板とはサヨナラしています。
今回は、自分の経験をもとに 「ICT授業のメリット」について紹介します。
- ICTってなに?
- ICT授業のメリット
- ICT授業には慣れが必要
ICTってなに?
まずは “ICT” について説明しましょう。
ICTとは、Information and Communication Technologyの省略です。
日本語では「情報通信技術」と言います。
IT(Information Technology : 情報技術)と似ていますね。ほとんど同じ意味で考えても全く問題ありません。
簡単にまとめると…
- インターネット機材
- デジタル機材
これら全般のことを指します。
授業でのICT機器
授業では、さまざまなICT機器が使われています。
パソコン・書画カメラ・プロジェクター
タブレット・電子黒板・デジタル教材
デジタルカメラ・スマートフォン
これらを活用した授業を 「ICT授業」と呼んでいます。
Apple製品はICT 🍎
Apple製品は全て「ICT機器」です(IT機器ですので)。
私の場合、現在はiPadを使って授業していますが、iPadって結構便利でして、こんな風に活用できています。
- パワーポイントで授業 → 黒板不要
- Appleペンシルを使う → 電子黒板不要
- カメラ機能を使う → 書画カメラ不要
- タイマー機能を使う → デジタイマー不要
- 音楽を再生する → CDプレイヤー不要
こんな感じで、1台あれば基本何でもできちゃいます。
Appleペンシルの発売によって、黒板に板書する必要がなくなったのも魅力的です。
iPhoneでも同様の授業ができることに気づいたので、最近では スマホを片手に授業することもあります。
なお、ICT機器の中ではiPadが最強だと思っていまして、その理由は次の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
結論:ICTは超便利
というわけで、ICTには無限の可能性 がありまして、フルに活用すれば授業がもっと魅力的なものに変わり、授業効率も爆上がりします。
「脱・アナログ」を目指そう
正直、新世代の技術を取り入れないのはもったいないです。
これからは、できるだけ授業をICT化するべきです。
なお3年前の私は、黒板を使う「チョーク&トーク授業」に固執していましたが、今では授業でICT機器が手放せなくなっています。
ICT授業のメリット
ICT授業にはたくさんメリットがあるので、もう詳しく紹介したいと思います。
- 準備時間を減らせる
- 授業のテンポが上がる
- わかりやすい
①準備時間を減らせる
授業の準備には、どうしても時間がかかってしまいますね。
ですが、ICT授業に変えていくと
- 板書計画
- 授業プリントの作成
- 関連資料の作成
- イラストの準備
これらにかけていた時間を圧倒的に減らすことができます。
デジタル教材で時間削減
授業に必要な資料が全部そろいます。
よって、パソコン/タブレット1台で授業ができます。私が定時に帰れているのも、これのおかげです。
ただ、難点がありまして…
- デジタル教材は超高価
→ 学校側が買ってくれない
→ 自費で購入するしかない
というのがデメリットです。
②授業のテンポが上がる
ICT授業の利点の1つは…板書時間を削れることです。
黒板に文字を書いているときって、どうしても授業の流れが止まるんですよね。当然、生徒もボーッとする時間が増えるわけで、そこから再度授業に集中させるって至難の業です。
授業はリズムが命です
たとえば、パワーポイントなどに必要な内容を事前に用意すれば、板書なしでスムーズに授業を展開できます。
つまり、授業のリズムマネジメントが容易になるわけです。
③わかりやすい
ICT機器があれば、「見てわかる」「聞いてわかる」授業を展開できるようになります。
- 写真、イラスト、きれいな板書(パワポ)
- 音楽、ラジオ、動画、映画
文字だけでは、内容を理解しづらいという生徒もいます。そういう生徒に、視覚・聴覚にうったえられるようになります。
他にも
- 授業がわかりやすくなる
- 生徒をひきつけられる
こういった利点にもつながりますね。
YouTubeを教育現場に
最近では、YouTubeも教育に取り入れられます。今の子なら誰でも見ていますし、すぐに検索できるので結構便利です。
特に英語の授業では重宝していて、海外のニュースや日常英会話などの動画を通して、ネイティブの表現を学ぶことができています。
- 効率向上につながる → 負担の軽減
- 授業改善につながる → わかりやすい授業
ICT授業には慣れが必要
さて、ここまでICTの便利さを語ってきたわけですが、慣れてしまえばICT授業は難しくありません。
ですが、いきなりICT授業に切り替えようとすると失敗します。
ICT授業が失敗する理由
- ICTが使いこなせない
- 機材トラブルで混乱する
- 無駄にICTを頼ろうとする
慣れないうちにICTを取り入れようとすると、かえって授業のリズムを悪くする可能性があります。
「ケーブルをつないだはずなのに動かない…」
「操作を何度も間違えてしまう」
授業中にこんなことで手間どうくらいなら、ぶっちゃけ使わない方がマシです。
まずはICT機器の使い方を知るべし
「ICTを使ってみよう!」と考えている人は、まず機材の使い方に慣れてください。
ICTを使う側なのに、ICT機器にもてあそばれては本末転倒ですよね。前日の空き時間で、授業を想定しながらICT機器を使ってみることをオススメします。
必要最低限のICTを考える
私の失敗談です。
・ICTの便利さを利用しよう!
→ 必要ないことまでICTに頼り始める
→ かえって授業リズムが悪くなる
→ 授業がムダになる
慣れてくると、ICTを取り入れていくことが楽しくなっていき、ムダなことまでICTに頼ろうとしてしまいます。
考え方としては
- 早いなら板書で済ませる
- 自分の授業で必要な箇所だけICTを利用
私も全く黒板を使っていないわけではありません。突発的な英単語の説明は、黒板を使って解説しています。
また、ICTの利用ですが、私の場合「動画を見せた方が理解が深まる」と思ったことから始まりました。授業のまとめだけで使ってましたが、初めのうちはそれだけで十分だと思います。
まずは授業の一部分をICT化
これからICTを取り入れようと思っている人は、自分の授業を振り返り「ここはICTを使いたいなぁ」という箇所を絞って使ってください。
慣れてきたら、徐々にICTベースの授業に切り替えていければOKです。
WRITTEN BY
りっすん@英語教師
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