【新任教員】あいさつで好印象を与える超基本ポイント【実例あり】
「明日は初出勤だ…」
「人前であいさつするの慣れてないな…」
「ベテラン教師の前であいさつ、緊張するな…」
「こんな時、どういうことを言えばいいのかな…」
「明日から教育実習だぁ…」
「自己紹介で何を話そう…」
このような悩みを解決します。
教員になると、あらゆる場面であいさつや自己紹介の機会があります。
内容の面白さや独自性も大事ですが、基本を押さえたあいさつができれば十分です。(テストでいうと80点くらい)
そこで今回は、「第一印象で好印象を与えるためのポイント」を紹介します!
- 第一印象を良くするための最低限のポイント
- あいさつを失敗しないための注意点
- 場面に応じた適切な挨拶文【例文付き】
- まとめ
第一印象を良くするための最低限のポイント
簡単に言うと…
「ハキハキ」とした態度・姿勢でいること。
これだけでOKです。
あまりにもザックリとしすぎているので、ここからは具体的な解決案を提示します。
①姿勢良く、直立を意識
人の第一印象は6秒で決まるとよく言われます。
立つ姿勢で損をしないようにしましょう。軽く胸を張り、顎を引き、両かかとをつけると良い姿勢になります。
猫背はNGですので、気をつけましょう。
②表情は柔らかく
緊張すると表情が強張ってしまいがち。
それでも、少し口角を上げ、笑みを浮かべられると硬い表情を取り除くことができます。
怠そうな表情や、睨むような表情はNGです。一度、鏡の前で練習してチェックしてみましょう!
③声は大きく
新しい先生のあいさつに対するダメだしの大体は、あいさつするときの声が小さいことです。
職員室は広いので、前後左右の壁に自分の声をぶつけるつもりであいさつしましょう!
「姿勢・表情・声の大きさ」の3点に気をつけて、あいさつしましょう!
あいさつを失敗しないための注意点
「姿勢・表情・声の大きさ」は大丈夫そうですか?
であれば、次に紹介することを必ず確認してください!
大原則は「簡潔に・手短に」
教師の仕事は雑務が多く、とても忙しいです。
あいさつが長かったり、無駄に時間が取られるのを強烈に嫌います。
さほど重要なあいさつでなければ、「20秒で伝えてください」。
分かりやすく伝える。緊張しても大丈夫
相手にすぐ理解してもらえるように、話す内容を事前にまとめておきましょう。
失敗したくない方は、何度か音読練習してからあいさつに挑みましょう。
緊張して噛んでしまっても大丈夫。落ち着いて、話したい内容を相手にきちんと伝えることが大切です。
雰囲気を察する
延々と話し続けるのは避けましょう。
時間に余裕がないのに長々とあいさつをすれば、相手の興味をそぐことになります。
相手に不快感を抱かせないためにも、「20秒であいさつ」を心掛けましょう。
あいさつをよりよいものにするには
手短に済ませる必要がなければ、次の内容を含めるとよりよいものになります。
周りと差をつけたい方は、次の内容を意識して挨拶文をつくってみましょう。
- 他の人と違う「入り方」であいさつ・スピーチを始める
- イメージが湧きやすい具体例・比喩表現を述べる
- 面白いネタ・笑えるエピソードを入れる【可能であれば】
場面に応じた適切な挨拶文【例文付き】
①先生方へのあいさつ例【教育実習】
全職員の注目を浴びながらあいさつをするのは、とてつもなく緊張します。
それでも、「朝の打ち合わせは多忙で時間がない」ということを忘れてはいけません。
できるだけ簡潔にあいさつを終えるよう心がけましょう。当時お世話になった方(担任や授業担当)いたら、紹介するのもいいかもしれません。
名前 大学名 担当教科 お世話になった先生 意気込み
おはようございます。〇〇大学から来ました、山口リス子と申します。担当教科は英語です。4年前に本校を卒業し、その当時は五十嵐先生が担任をして下さいました。短い間ではありますが、少しでも教員の仕事を学びたいと思いますので、ご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い致します。
(目安15~20秒)
②先生方へのあいさつ例【新任先】
教師としての仕事内容もまだわかってないけれども、ベテランの先生と同じ立場で仕事をしなければなりません。
あいさつの内容に、素直に学ぶ姿勢を入れるとよいでしょう。
名前 担当教科 意気込み
おはようございます。今年4月から新規採用となりました、山口リス子と申します。担当教科は英語です。一日も早く仕事に慣れ、皆さんのお役に立てるように頑張って参りますので、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い致します。
(目安15~20秒)
③先生方へのあいさつ例【転任先】
数年のキャリアを積んでいるでしょうから、前任校の経験や自身の経験を加えるとよいでしょう。
名前 前任校名 担当教科 前任校の分掌 意気込み
おはようございます。〇〇高校から本校に着任することとなりました、山口リス子と申します。担当教科は英語です。前任校では進路指導部(分掌)を経験しました。一日も早く本校に慣れ、皆さんのお役に立てるように頑張って参りますので、よろしくお願いします。
(目安15~20秒)
④生徒達へのあいさつ例【担当授業】
1回目の授業で自己紹介を含めてあいさつをするといいでしょう。
趣味や特技なども入れ、生徒の興味を引けるような工夫が必要だと思います。
フランクなあいさつになりすぎると、返って緩い印象を与えてしまいますので、厳しすぎず・緩すぎないあいさつを目指しましょう。
名前 担当教科 担当部活 趣味 特技 意気込み
皆さん、初めまして。今年1年間、皆さんの英語の授業を担当することとなりました、山口リス子と申します。部活動は体操部を担当しています。趣味はピアノを弾くことで、特技はY字バランスです。1年間、皆さんと一緒に楽しく授業をしていきたいと思います。よろしくお願いします。
(目安30~60秒)
英語の授業を担当している場合、英語であいさつしたいものですよね。
これに関しては、次の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
⑤生徒達へのあいさつ例【全校集会】
全校の前に立って話をする機会は、おそらくほとんどありません。
全校生徒に知ってもらいたい、最低限の内容でOKです。
名前 担任 担当教科 授業担当クラス 担当部活 分掌 意気込み
皆さん、初めまして。3年2組の担任になりました、山口リス子と申します。担当教科は英語で、1組と2組の授業を担当することになります。部活動は体操部の顧問をしています。この学年では進路指導部(分掌)として、皆さんの卒業後の進路に関わるお仕事をさせていただきます。1年間、よろしくお願いします。
(目安30~60秒)
社会人に求められるビジネスマナーはこれで十分
少し余談ですが…
社会人になると、学生時代には求められなかった知らないと恥ずかしいマナーがたくさんあります。
たとえば、メールのTo, CCの使い分けや、打ち合わせでの席順、名刺交換の作法など。こういった一般常識に近いマナーって、教員になるとほとんど学びません。
必要ないからではなく、教員の仕事は「生徒」「保護者」「教員」とのお付き合いで完結してしまうからです。教員が世間知らずと言われてしまうのは、このせいだと思っています。
僕自身、名刺の交換を知らなくてメッチャ恥ずかしい思いをしました。(泣)
ビジネスマナーは「入社1年目ビジネスマナーの教科書」の一冊で十分勉強できます。僕はKindle版(電子書籍)を購入して、スマホにダウンロードしておいてます。大事な場面で「あれ?こういう時どうするんだっけ?」とパニクった時や出張の移動中にスマホですぐに確認できるので便利ですよ😊
まとめ
あいさつ・スピーチではハキハキとした姿勢で臨み、状況に応じて「簡潔に、わかりやすく」まとめて伝えれば失敗はしません。
教員の仕事の煩雑さや生徒の集中力を考慮して、話す内容を決めるとよいでしょう。
WRITTEN BY
りっすん@英語教師
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