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留学のベストな時期は大学3年生で、最低6ヶ月以上【外語大生向け】


外語大生「大学在学中に留学を経験してみたい。留学には興味があるけど、いつ行けばいいのかわからない。おすすめの時期・おすすめの期間があれば教えてほしい。」

このような疑問に答えます。

大学には、様々な留学プログラムがあります。大学の方針で、在学中に必ず海外へ行くプログラムが組み込まれている学部があったりします。

就職活動や論文作成など将来のことを考えて、だいたいの学生は大学2年次に留学する人がほとんどです。また、大学が学部に設けている留学プログラムも、そのような理由から大学2年次に設定していることが大半です。

しかし、私の経験からすると 「外語大生の場合、留学のタイミングは遅ければ遅いほど効果的」です。それを知らずに留学へ行く学生をみると、本当に残念に思います。

外語大生の留学は最低6ヶ月以上で、大学3年生の8月からがベストです!

本記事の内容
  1. 留学にいく学年は3年生がベスト!
  2. 留学の時期は8月上旬がベスト!
  3. 留学期間は最低6ヶ月以上がベスト!
  4. まとめ

留学にいく学年は3年生がベスト!

2年次と3年次留学の違い

ざっくりまとめますと、大学2年生で留学にいった場合、英語の基礎が十分で無いために、得られる成果もイマイチだということです。英語に慣れて来た頃に帰国、となってしまいます。留学のタイミングは大学3年生がベストだと思います。

2年次に留学を経験する場合3年次に留学を経験する場合
大学1年生英語授業についていくのが精一杯時間をかけて、少しずつ英語に慣れる英語授業についていくのが精一杯時間をかけて、少しずつ英語に慣れる
大学2年生授業を通して徐々に英語に慣れる十分なリスニング力をもつ
[留学] アウトプットに苦戦し、受け答えに時間がかかる
授業を通して徐々に英語に慣れるアウトプットの練習 知識のインプット
大学3年生[留学] アウトプットに慣れてきた頃に帰国授業を通して英語にだいぶ慣れる
十分なリスニング力を身につけるある程度ののスピーキング力を身につける
授業を通して英語にだいぶ慣れる十分なリスニング力を身につける最低限のスピーキング力を身につける
[留学] アウトプットに苦戦するが、スムーズに受け答えできる
大学4年生ある程度の受け答えを、英語でできるようになる[留学] アウトプットにだいぶ慣れた頃に帰国だいたいの受け答えを、英語で出来るようになる

大学3年生の留学メリット

[simple | 大学3年生の留学メリット] | 1. 大学3年次で留学する同級生が少ない【集中できる】 | 2. アウトプットの練習ができる | 3. インプットの作業ができる

① 大学3年生で留学する同級生が少ない【集中できる】

大学在学中に留学をしてみたいと考えている学生の中では、「早い時期に留学しておく」と考えている人がほとんどです。私が大学生だった頃、留学をした同級生の8割以上が大学2年生で行っていたことを覚えています。

留学に行く同級生が多ければ多いほど、留学先が被ってしまいますよね。外語大学の場合、留学する方が非常に多いため、留学先に同級生がいるということが多いです。これは留学において、非常に厄介な問題です。

なぜなら同級生がいると、困ったときにどうしても行動を共にしてしまいがちだからです。結果、留学先で現地の友達を作る機会を失うことにも繋がります。自分は外国人と英会話の練習をしたいと思っていても、同級生の方から寄ってきてしまい、英会話練習の機会を失ってしまうかもしれません。せっかくの留学なのに、それではもったいないですよね。。。

では、3年次に留学するとどうなるのでしょう?同級生の数は極端に減ります。留学先に日本人がいたとしても、自分で 「英語に浸れる環境」を作ることができるというわけです。留学中、自分でどうにかしなければならないことが増えますが、その分成長に繋がりますし、集中して留学へ臨むことができます。

② アウトプットの練習ができる

大学3年生は、「大学2年生よりも高度な英語授業を大学で受けていて、より英語に慣れている」こと、そして授業を通して「アウトプットの練習ができる(=基礎が身についている)」ことにあります。

日本の大学(外語大)での授業は、「オールイングリッシュ」で受けることがほとんどでしょう。はじめは授業についていくだけで精一杯のはず。時間が経つにつれ、英語だけの授業についていけるようになりますが、それでも慣れるのに相当な時間がかかります。

大学2年生で留学する場合、「ようやく大学の英語授業に慣れてきた!」というタイミングで留学時期を迎えることになります。英語授業に慣れたといっても、リスニング力が向上しているだけで、圧倒的にアウトプット(スピーキング)の力が不足しています。

この状態で留学しても、アウトプットに苦戦し、そろそろ慣れてきた頃に帰国となってしまい、勿体無いです。

③ インプットの作業ができる

事前準備でアウトプット練習と同じくらい重要なことは 「知識のインプット作業」です。これはあまり意識したことがないかもしれませんね。実は英語がきれいに話せる力があっても、頭の中に話す内容がなければ上手に話すことができません

たとえば「こいのぼりって何?」と聞かれたら、あなたは上手に説明できますか?

日本語で説明ができなければ、英語でどう説明ができるのでしょう。そう、自分の知らないことについては話すことができないのです。一方、しっかりと自分の頭で理解していることはぎこちない英語で話しても相手に伝えることができます。

私が留学していたとき、アメリカでは大統領選挙をおこなっており、テレビのニュース番組においても、新聞報道においても、政治の話題が尽きませんでした。そんなある日、アメリカ人の友人から「日本の政治」について聞かれたことがありません。私は何も答えられなく、議論になりませんでした。会話ができないどころか、無知な日本人だと思われたでしょう。

大学2年生で留学する場合、大学の課題やら留学の準備やらに追われてしまい、知識のインプットにまで手が届かない場合があります。

当然ですが留学の時期をあとに延ばせば延ばすほど、知識を詰め込む余裕がうまれます。そこで、日本の文化・歴史・経済・政治といったさまざまなジャンルの勉強ができます。最低限、自国の歴史・政治については何を聞かれても答えられる準備はしておきましょう。

そうすれば留学がもっともっと有意義なものになるはずです。

留学の時期は8月上旬がベスト!

海外の大学は9月に入学式を行うことが多いため、留学は9月上旬からスタートすることが一般的です。日本では、大学の期末試験のタイミングが大体7月下旬から8月上旬です。そのため、大学の試験後から留学開始まで多少時間が空くことになりますが、この空白時間がもったいなく感じます

そこで、大学の試験を受け終えたらすぐに出国することができる、8月上旬から留学を開始するプランをおすすめします。

海外に暮らす友人がいれば、8月上旬から家にホームステイさせてもらうと良いでしょう。お金はかかってしまいますが、ホテルやモーテルなどに滞在するのもいいでしょう。留学期間は有限なので、できるだけ長い時間を現地に滞在できるようなプランを考えましょう。

留学期間は最低6ヶ月以上がベスト!

留学期間は当然、長ければ長いほど効果的です。私がおすすめする期間は、最低でも6ヶ月以上です。

期間が6ヶ月もあれば、海外の生活にも十分慣れてくるはずです。また、留学を通して使える英語を身につけたいのであれば、「半年以上」は海外での経験をしたほうがいいでしょう。

実際は難しい?6ヶ月以上の留学

短期留学は参加しやすいですが、1〜2ヶ月ほどしか経験ができません。海外の生活リズムに徐々に慣れてきた頃には、帰国をしなければならなくなります。

半年留学プログラムの場合、実質4ヶ月で終わってしまうものが多く、注意が必要です。というのも、「前期授業(15週)」or「後期授業(15週)」を受け終わったらすぐに帰国してしまうプランになっているからです。6ヶ月間まるまる留学経験を積むことはなかなかできません。

では、どうすればいいのでしょうか?

半年留学プログラムをフル活用しよう

半年留学のプログラムでも、最大限に利用すれば7ヶ月間(大学3年次8月から3月まで)留学が可能になります。

しかし、それにはさまざまな条件が必要です。

留学プログラムのフル活用条件
  • 留学先の登校日を確認する【出発日を早め、帰国日を遅らせる】
  • 金銭的余裕がある【宿泊施設を利用する】
  • 現地に友人がいる【ホームステイさせてもらう】

① 留学先の登校日を確認する【出発日を早め、帰国日を遅らせる】

留学先の 「登校初日」と「登校最終日」はしっかりと抑えましょう。なぜなら、「登校初日」「登校最終日」の前後1ヶ月は、基本的にフリーだからです。登校初日まで日本で滞在して待つのではなく、早めに日本を出発しましょう。さらに帰国を遅らせることでギリギリまで留学先に滞在することができます。

留学を存分に活かすためにも、大学の授業が無いフリー期間をどのように過ごすか、しっかりと計画しましょうね!

② 金銭的余裕がある【宿泊施設を利用する】

長い期間、留学先に滞在するためには、その分のお金がかかります。金銭的な余裕がなければ、長期留学は厳しいです。

③ 現地に友人がいる【ホームステイをさせてもらう】

友人の実家にホームステイさせてもらうのもひとつの手です。そうすれば、宿泊代が浮くので、留学費用をグッと抑えることができます。

私はできるだけ長くアメリカに残っていたかったので、仲のいい友人にお願いをして数週間ホームステイをさせてもらいました。

まとめ

留学前はあまり実感しないことですが、留学から帰ってくる頃に「日本でもっとアウトプットの練習をすればよかった」と思います。

しかし、現役大学生がアウトプットの練習ができないのも当然です。大学2年生といった早いタイミングの留学では、大学生活にようやく慣れてきた頃に留学の準備をしなければならなくなり、生活がドタバタとしていて時間的余裕が全くないからです。

私の経験上、大学3年生の8月上旬から半年以上の留学がとても効果的だと思います。せっかく大金を払って留学するのですから、今後の人生に有意義な経験にしてほしいですね。そのために時間をじっくりとかけて、どうすれば留学がより効果的なものになるかを考えてみてください。


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