アメリカの祝日【1年間の日数は10日】
アメリカの祝日はいつなのか、その祝日にどのような意味が込められているかを紹介します。アメリカに留学や旅行を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
アメリカの祝日カレンダー
2019 年のアメリカの祝日のまとめ
祝日 | 日本語訳 | 日付 |
---|---|---|
New Year’s Day | 新年 | 1 月 1 日 |
Birthday of Martin Luther King, Jr. | キング牧師記念日 | 1 月 21 日 |
Washington’s Birthday | 大統領の日 | 2 月 18 日 |
Memorial Day | 戦没将兵追悼記念日 | 5 月 27 日 |
Independence Day | 独立記念日 | 7 月 4 日 |
Labor Day | 労働者の日 | 9 月 2 日 |
Columbus Day | コロンブス・デー | 10 月 14 日 |
Veterans Day | 復員軍人の日 | 11 月 11 日 |
Thanksgiving Day | 感謝祭 | 11 月 28 日 |
Christmas Day | クリスマス | 12 月 25 日 |
祭日が土日にあたる場合、土曜日の祝日は金曜日に、日曜日の祝日は月曜日に振り替えられます。
祝日の日数
アメリカの祝日は1年で 10 日あります。これに、州や都市が定める祝日が加わり、だいたい 10〜15 日くらいになります。
州や都市に違いがあります
アメリカの祝日で学校や仕事が休みになるかどうかは、それぞれの州や学校、会社に委ねられていることがあり、祝日が休みにならないことがあります。
また、州が定める祝日(State Holidays)や、都市が定める祝日(City Holidays)などもあります。日本にも、県民の日という似たようなシステムがありますね(一部の都道府県では、県民の日という祝日を設けています)。
きちんと休みになる祝日
10 日ある祝日のうち、実際に学校や会社が休みになるのは次の 6 つくらいです。
New Year’s Day Memorial Day Independence Day Labor Day Thanksgiving Day Christmas Day
アメリカの祝日は少ない?
日本の場合、国民の祝日は1年間に 15 日あります。アメリカの場合、1年間に 10 日なので、日本と比べると少ないと言えるでしょう。
実際には、アメリカの祝日が少ないのではなく、世界的に見ると日本が多いようです。他国の祝日は、JETRO(日本貿易振興機構)のサイトから確認できます。
祝日の概要
New Year’s Day(新年)
New Year’s Day は新年のことで、毎年 1 月 1 日が祝日となります。
Birthday of Martin Luther King, Jr.(キング牧師記念日)
Birthday of Martin Luther King, Jr.はキング牧師記念日のことで、毎年 1 月の第 3 月曜日が祝日となります。
黒人の公民権運動の指導者で、黒人の人種差別撤廃のために活動したキング牧師の功績を讃える祝日です。教養として、キング牧師のスピーチは一度見ておきましょう。
Washington’s Birthday(大統領の日)
Washington’s Birthday は大統領の日のことで、毎年 2 月の第 3 月曜日が祝日となります。
名前の通り、2 月 22 日生まれの初代大統領ワシントンを記念する日です。
Memorial Day(戦没将兵追悼記念日)
Memorial Day は戦没将兵追悼記念日のことで、毎年 5 月の最終月曜日が祝日となります。
戦没した将兵を追悼、つまり戦争で亡くなった軍人を追悼するための日が Memorial Day です。
Independence Day(独立記念日)
Independence Day は独立記念日のことで、毎年 7 月 4 日が祝日となります。
1776 年 7 月 4 日、イギリスによって統治されていた 13 の植民地が独立宣言を発布しました。この、独立宣言を記念した日が、Independence Day です。
Labor Day(労働者の日)
Labor Day は労働者の日のことで、毎年 9 月の第 1 月曜日が祝日となります。
働く男性と女性に敬意を表する日が、Labor Day です。
しかし、だいたいの学校は Labor Day の翌日から新学期が始まるため、現在 Labor Day は夏の終わりの意味合いが強いようです。今年最後の夏を思いっきり楽しむ日のような位置付けになっています。
Columbus Day(コロンブス・デー)
Columbus Day はコロンブス・デーのことで、毎年 10 月の第 2 月曜日が祝日となります。
1492 年のコロンブスのアメリカ大陸到着を、祝うための日が Columbus Day です。
いくつかの州や都市では、Columbus Day を Indigenous Peoples Day(先住民の日)と言い換えているところがあります。これは、コロンブスがアメリカに到達した際に、先住民に対する虐殺などを踏まえて、祝日とは呼べない(=祝えない)という考えによるものです。
Veterans Day(復員軍人の日)
Veterans Day は復員軍人の日のことで、毎年 11 月 11 日が祝日となります。第一次世界大戦(World War Ⅰ)を終結させた、休戦条約の締結記念日でもあります。
復員軍人とは、戦時体制が解かれ、戦争から(あるいは戦争に関わる仕事から)戻ってきた軍人のことです。Veterans Day は、そのような戦争に従事した軍人全員に感謝し、称えるための日です。
Memorial Day は戦争中に亡くなった軍人に感謝し称える日であり、Veterans Day は戦争に務めた軍人全員に感謝し称える日だという、両者の違いを間違えないようにしましょう。
Thanksgiving Day(感謝祭)
Thanksgiving Day は感謝祭のことで、毎年 11 月の第 4 木曜日が祝日となります。
イギリスからマサチューセッツ州に移住した Pilgrim Fathers(清教徒)の最初の収穫を記念する日です。1620 年の移住時、彼らは 102 名いましたが、厳しい冬を乗り越えられず、翌年には 53 名になってしまいました。
しかし、彼らは原住民からトウモロコシの栽培方法などを教えてもらい、何とか生き延びることができました。そこで先住民を招待し、1621 年の秋の収穫を神に感謝して祈ったことが、感謝祭の始まりとされています。
現在は家族の絆を確かめ合う位置付けとなっており、七面鳥やかぼちゃのパイで食卓を囲むのが一般的です。
Christmas Day(クリスマス)
Christmas Day はクリスマスのことで、毎年 12 月 25 日が祝日となります。
イエス・キリストの誕生を祝う祭が、Christmas Day です。
その他、イベント
Halloween(ハロウィーン)
毎年 10 月 31 日に行われるお祭りです。
かぼちゃをくり抜いてランタンを作ったり、子どもたちがお化けに仮装して、近所の家からお菓子をもらう風習です。
Black Friday(ブラックフライデー)
Thanksgiving Day(感謝祭)の翌日が Black Friday です。毎年 11 月の第 4 金曜日です。
Black Friday とは、お店が大安売りをする1年に1度のスーパーセール日のことです。この Black Friday から年末セールが始まります。そのセールのことを Black Friday Sale と呼びます。
Cyber Monday(サイバーマンデー)
Thanksgiving Day(感謝祭)明けの、月曜日が Cyber Monday です。
Thanksgiving Day 明けの月曜日は、ネット上の売り上げが急増することから Cyber Monday と呼ぶそうです。アマゾンなどのネットショッピングサイトは、この日に Cyber Monday Sale を実施しています。
Easter(イースター:復活祭)
Easter(復活祭)とは、十字架に架けられて亡くなったはずのイエスが、3日目に復活したことを記念する祭です。
キリスト教においては、Christmas Day よりも Easter の方が重要です。
WRITTEN BY
りっすん@英語教師
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